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死のワークショップ「体験的に死ぬ」

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死ぬまでの過程を想像するワークショップ「体験的に死ぬ」の過去参加者インタビューや開催レポートを掲載しています。 現在は、毎月第1土曜日にオンラインにて開催しております。次回は【… もっと読む
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死のワークショップ「体験的に死ぬ」@名古屋 開催レポート

万人に訪れる「死」を「体験」するとは、どういうことなのでしょうか? 本noteでは、2020年1月19日に名古屋で開催した死のワークショップ「体験的に死ぬ」の様子と参加者の声をお伝えしようと思います。 (ライター・インタビュアー:ひかる) 死のワークショップ 「体験的に死ぬ」 とは? 「死」は日常から隔離された、忌避の対象となっています。しかし一方で、「死」は万人に対して訪れるものでもあります。 死のワークショップ「体験的に死ぬ」では、ストーリー形式で自らの死を

「体験的に死ぬ」参加者インタビュー 〜わからないからこそ、近くへ〜

私とあなたは違う。あの人とこの人も違う。 でも、違うからこそ、お互いのわかり合えなさをわかり合うために、人は寄り添うのではないでしょうか。 体験的な死を通して、人とどう向き合うかを見つめ直した方のお話です。 ・ ・ ・ ・ ・ 2019年11月25日、inclueはイベント「体験的に死ぬ」を開催し、10代から40代まで、学生や社会人など10人の参加者にお越しいただきました。 本記事では、そんな「体験的に死ぬ」の参加者に行ったインタビューをご紹介します。第3弾は、西脇

「体験的に死ぬ」参加者インタビュー 〜愛は選ばず、ただそこにある〜

愛とはなんだろう。 心拍を感じながら、自分の心のままに向き合う。 輪郭がぼんやりとして、つかもうとすると離れていく。 辛辣で残酷な現実を越えていくために、持ち続ける。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2019年11月25日、inclueはイベント「体験的に死ぬ」を開催し、10代から40代まで、学生や社会人など10人の参加者にお越しいただきました。 本記事では、そんな「体験的に死ぬ」の参加者に行ったインタビューをご紹介します。第2弾は、アオノミキさんです。 (インタビュ

「体験的に死ぬ」参加者インタビュー 〜「死」を日常に取り込む〜

3,770人。これは、日本で1日に亡くなる人の数です。 (『令和元年(2019)人口動態統計の年間推計』をもとに計算) 誰かの死は、ある人にとっては衝撃的な出来事だけれど、他の誰かにとってはテレビやスマホに流れてくる日常で、また他の誰かにとっては知りもしないまま過ぎ去っていくことで。 しかし、避けることのできない「死」に対して、どんな姿勢を持つかは、「日々をどう生きるか」に直結します。 年明け早々ですが、「死」を日常に取り込むにはどうすればいいか?を一緒に考えてみません

「体験的に死ぬ」とは? 〜着想から開催にいたるまで〜

こんにちは!inclueのきのぴーです。 今回は、11/25(月)に開催したイベント「体験的に死ぬ」の開催にいたった背景をお話しします。 「体験的に死ぬ」とは?まずは、イベント概要の紹介文をご覧ください。 現代の日本において、「死」は日常から隔離された、忌避の対象となっています。 都市化による葬儀の簡略化、死を遠ざける医療技術の進歩、死体の一部とは連想しづらいスーパーの切り身やブロック状の肉・・・。 しかし、「死」は万人に対して訪れるものです。 そこで、「体験的に