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経理コラム(2023.03.16)IT導入補助金2023最新情報!

「IT導入補助金」をご存知でしょうか??
聞いたことある!実際に活用したことがある!という方もいらっしゃると思います。
ITツールを導入して業務の効率化を図りたいけど、そこまで多くの費用は割けない・・・という経営者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときにご活用頂きたいのがこのIT導入補助金です。
先日、「IT導入補助金2023」の公募要項が発表されましたので、概要とあわせてご紹介させていただきます。 

IT導入補助金とは??

中小企業、小規模事業者等がITツールを導入する際、経費の一部が補助される制度です。経費の一部を補助することにより、中小企業、小規模事業者の生産性向上や業務の効率化を図ってもらうことが目的です。
近年、企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、インボイス制度・電子帳簿保存法への対応、働き方改革、賃上げ、人手不足、リモートワークの推進など、様々な変化への対応が求められています。
このような変化に対応するためにも、やはりITの活用は欠かせないものとなってきています。
*ITツール…会計ソフトや受発注ソフトなどのソフトウェア購入費、クラウド利用料、PC・タブレット等のハードウェア購入費など

補助額、補助対象

①通常枠、②セキュリティ対策推進枠、③デジタル化基盤導入類型、
④複数社連携IT導入類型 の大きく4つにわけられ、
それぞれで補助額、補助対象、その他要件が設定されています。
どんなITツールの導入にも活用できるわけではなく、IT導入支援事業者が提供し、あらかじめ事務局に登録されたITツールの導入費用が補助対象とされており、各カテゴリーによって要件も異なるため、注意が必要です。
また、昨年より大きく変更した点はありませんが、通常枠において、クラウド利用料を2年間認めること、デジタル化基盤導入類型においては、補助額の下限が撤廃されており、今まで以上に活用しやすい補助金となっています。

①通常枠

②セキュリティ対策推進枠

③デジタル化基盤導入類型

④複数社連携IT導入類型

出典元:IT導入補助金
https://www.it-hojo.jp/2023/

申請・手続きの流れ

①導入したいITツール、IT導入支援業者を決定
②gBizIDプライムアカウントの取得
gBizIDプライムアカウントとは、補助金申請などオンラインでの申請手続・行政手続に必要となるアカウントです。
③必要書類の準備
法人の場合、履歴事項全部証明書、納税証明書の提出が必要です。
個人事業主の場合、運転免許証、納税証明書、確定申告書の提出が必要です。
④交付申請提出・審査
⑤採択、ITツール導入、代金の支払い
⑥事業実績報告
⑦補助金交付手続き

申請期間

2023年3月下旬~申請受付開始予定
詳しいスケジュール内容は順次公表。

さいごに

冒頭にもお伝えしましたとおり、企業を取り巻く環境は急速に変化しております。特に、直近の2023年10月~インボイス制度開始に伴う、経理担当者の方の業務負担は大きく増えることが想定されます。
インボイス制度や電子帳簿保存法への対応が不安、経理業務をもっと楽にしたい方、クラウド会計ソフトの導入を検討されている方、ぜひお気軽にお問合せ下さい!
この機会に、この「IT導入補助金」を活用して、生産性向上・業務の効率化を図っていきましょう!

井上公認会計士事務所