解析系研究者が使うObsidian ―Introduction―
執筆者は何者か?
半分本業、半分収益を生まない副業(≒趣味)で研究に取り組んでいます。
元々は試験管を振るような実験系半分、フィールドワーク半分の研究を行っていましたが、仕事との兼ね合いや自分の適性等の諸般の事情により、現在は主にデータサイエンス的な手法で解析系の研究をしています。
(主にR言語を使用して解析しています。)
経緯
Obsidian Advent Calendar 2023をフォローしていた方なら気づく人も多いと思いますが、この記事は実験系研究者が使うObsidianという記事のパクリです(作者様、勝手にパクってごめんなさい)。
Obsidianは2022年の始めごろから使用しはじめました。
おそらく多くのObsidianユーザーと同じく、創造性原理やMinerva等の有名な先人たちの記事から多くを学びながら試行錯誤しながら使っています。
その流れでObsidian Advent Calendar 2023をフォローしていたら、先に述べた記事に出会いました。実験系の研究者の使用例は私自身見たことがなかったので勉強になりました。自分が実験系のままだったら似たような使い方をしたかもしれないなとも思います。
また、創造性原理 [Obsidian Advent Calendar 2023] – Day12~20でも次のとおり言及されていて、確かに研究者は少な目なのかなと改めて思いました。海外の記事は目にすることが多々ありますが、日本の研究者の発信は少ない傾向なのかもしれません。
今まで読む専門でしたが、新年の勢いで発信する側に一度なってみようかと思いました。
何のためにObsidianを使っているのか?
研究を始めた最初期は半実験系+半フィールドワーカーだったこともあって、紙の実験ノートや野帳になんでも記載していました。
途中からデジタルツールも使用し始めて、元々はOneNoteを使用しており、割と満足していました。
しかし、だんだんデータサイエンス的な研究内容が増えてきて、R言語等のコードの類を記録したいという気持ちが芽生えました。OneNoteはこういった用途との相性が正直よくありません。そこでいろいろ探した結果Obsidianに行きつきました。
主に研究用途で使っており、具体的には次の4つの目的で使っています。
Capture
Organize
Reference
Output
情報やアイディアを捉えて(Capture)、整理して(Organize)、文献情報で補足して(Reference)、論文や学会発表等の形で対外的に発表する(Output)、という一連の研究の流れでObsidianは中心的な役割を担ってくれています。
ただし、いずれもObsidianのみで完結しているものはないと思います。
記事の構成
先に記載した4つの目的別に1つずつ記事を投稿したいと思います。順次投稿していきますが、気まぐれに始めたものなので、更新頻度も気まぐれです。気まぐれに終了することもあるかもしれませんので、ご承知おきください。
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