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#04 note更新、更に行き詰まる

さて、ここらへんで、いつも私のnoteを更新してくれている娘に感謝の意を表しておこう。

このnoteは、私が原文を書き、娘が読みやすく推敲し、記事に合う挿絵や写真を添えて記事をアップロードしてくれる、という流れで成り立っている。

娘は普段離れて暮らしているので、帰省のタイミングで綿密な打ち合わせ(主にダメ出し)を行うが、その後はもっぱら電話かSMS(ショートメッセージ)でのやり取りである。
ちなみに、LINEはいまだによく分からないので使っていない。

先日、アパートに帰った娘からSMSが届いた。
「note、3話目を投稿したよ」とのこと。

よし!さっそく見てみよう。
…しかし、閲覧の仕方を忘れてしまった。
すぐに折り返しの電話を入れ、やり方を教えてもらった。

娘「だからぁ〜、インターネットのブックマークからnote開いて〜、画面右上のボタンを押すとぉ〜…って、この前も教えたじゃん!!(怒)」

私「あー!思い出した、思い出した!」(思い出してない)

娘の指示通りnoteのマイページを開くと、最新の記事がアップされていた。

・・・ウ、ウレシー・・・。
載っている・・・。私の書いた【北インド古典音楽盤文庫1】が・・・!

確かに、娘やカミさんが言うように、万人受けする文章ではないかもしれない。

しかしながら、この先【北インド古典音楽盤文庫】を続けるにあたり、ここは重要なところである。

何百年も、秘密裏に、音楽ファミリーの誇りと情熱だけで伝えられてきたインド古典音楽のラーガ(旋律)が、20世紀に入り初めて「レコード」という形で姿を現したのだ。

そして、レコードに刻み込まれたパッションの結晶を感じるたび、私の体の中から“伝えたい”という思いが湧き上がるのである。

俄然やる気になった私は、書きかけの【北インド古典音楽盤文庫2ーFESTIVAL OF INDIA PRESENTS THE GREAT TRADITION / MASTERS OF MUSIC】の手直しを始めた。

↑これはレコードの題名で、辞書を片手にカミさんに聞きながら訳したのだが、「"フェスティバル オブ インディア”による 偉大なる伝統 / 音楽の巨匠たち」という意味になると思う。(これだけ訳すのに1時間かかった。)

本文も書き終えたので、カミさんに読んでもらった。今回はかなり気合いを入れて書いた大作である。

妻「…なに?この暗号」

私「えっ、暗号? あの~、それはミュージシャンの名前。それとラーガ名。分かりやすく言うと曲名、あと録音年代。1911年に録音って、凄いだろ!?このレコードは、北インド音楽と南インド音楽の良いところが入ってる2枚組なんだ!!」

妻「このレコードって、昨日居間でかけてた"ア~〜ッウーーーッ“っていうやつ?耐えられなくなって別の部屋に逃げたけど」

私「"ア~〜ッウーーーッ“じゃないから!確かに、最初はしり込みするかもしれないけど、何度も聴いていると素晴らしく感じるんだよ」

妻「あんなの何度も聴かないわよ!それに、“このレコードに解説文はない。”とか書いてるけど、あったってどうせ読まないじゃない!」

私「エッ?」

妻「インドから買ってきたレコード沢山あるけど、裏の解説文なんて1枚も読んだことないじゃない!」

私「エッ?」

妻「だってあなた、英語の読み書きぜんっっぜんできないじゃない!」

私「・・・・・」

妻「旅行中の会話だって、辞書引きながら、2・3個の単語だけで済ませてたじゃない!」

私「・・・・・」

妻「インド音楽の本だって何冊も買ってきたけど、1行も読んでないじゃない!」

私「・・・・・」

妻「友達が遊びに来る時だけ、英語で書かれた大きな分厚いインド音楽の本開いて、電気スタンド付けて待ってるじゃない!」

私「・・・・・」

妻「それで友達が気づいてくれたらわざとらしく本を閉じて、”さっきまで読んでたんだ”なんて、わけわからないこと言ってるじゃない!」

私「・・・な、なんで知ってるの・・・」

妻「それで、違う友達が来るたび、何度もその手使ってたじゃない!」

私「・・・い、いつ見てたの・・・」

妻「インド音楽の英語の本は、ただのインテリアじゃない!!」

「もっ、もっ、もうイイヨ!お前とは二度としゃべらないよ・・!」

また泣いてしまった・・・


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