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「言語は残る?」という問いの答えは、いつも、その時代を生きる人たちの中にある。

昨年の終わりごろ、「ああ、ライターやっていたよかった!」と心の底から感じる出来事があった。それは、このインタビューの取材ができたことだ(いつまで公開か分からないので、リンクがきれていたらごめんなさい💦)。

関根さんは、伝承者としてFM北海道の「ウポポイラジオ」のパーソナリティのほか、テレビ番組への出演、雑誌への寄稿などを通じてアイヌ文化・アイヌ語を紹介している。関根さんが大学時代に始めたYouTubeチャンネル「しとちゃんねる」も人気で、1万人以上が登録している。

関根さんのどの発信も、軽やかで、学びがあって、ワクワクする内容で「いいなあ」と読んだり、見たり、聞いたりするたびに感じている。

20年以上前、卒論で「マオリとアイヌの言語再生」をテーマに掲げ、フィールドワークをしたりしながら、自分なりに考えた結論は「アイヌ語の未来はなかなか厳しいのでは?」というものだったけれど、それは、いい意味で私の予想を裏切り、しっかり、今も未来への道筋ができている。関根さんへのインタビューを通して、私は、明るい答えをいただいた気がした。

20年前の私に言いたい。「大丈夫、人のチカラってすごいんだよ」と。

インタビューの後、世の中に何かを伝えるライターという職業を担う人として、これからも、ワクワクする未来につながるような記事を書き続けていきたい、という想いを新たにすることもできた。

関根さん、ありがとうございました!




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