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インドネシアも騒がせる「子供が死ぬ」ネット都市伝説


藪から棒ですが、私は怪異譚、都市伝説が大好きです。


こちらの記事のヘッダーは化物語の大好きなカットです。


幼い時は人面犬や口裂け女などの話から始まり、

成人してしばらくたった今でもミルクティー飲みたいさんとか、未来人ツイッターのYJさんとか、関さんの動画を観たりとこの都市伝説の出所ってなんだろうとか、暇があれば妄想を膨らませています。



最近はフォトンベルトや地軸の話がアツイですね。誰か語りましょう。



人気ユーチューバーの鉄板ネタでもある都市伝説ですが、最近はインドネシアの大手メディアKompasやDetikまでもがこの都市伝説のあるネタに飛びつきました。




今回はそのインパクトから若干閲覧注意な「Momo Challenge」についての話です。
https://news.detik.com/berita/4150809/viral-tantangan-maut-momo-challenge-ini-imbauan-kpai-ke-ortu



話は簡単で、

「ワッツアップでMomoを登録すると、Momoから色々な注文が付けられる。これを無視するとMomoに殺される*」というもの。
*殺され方については恐怖のあまり死ぬ、直接手をかけられる等諸説あり



この注文が付けられる、というのはMomoの番号を3人に転送しろとか、
身の回りのものを写真に撮って送れとか。


尾ひれが付くのは当然なので、実際にどういった注文があったかどうかはわかりません。


しかし事実として、これでアルゼンチンにて12歳の女の子が自殺をしているとのニュースもあるので驚き。


海外ではWhatsApp Suicide Challenge (ワッツアップ自殺チャレンジ)などという名前も付いており、こちらが主流のようでもあります。


大元を探ってみれば、このキャラクター自体はハヤシモモさんという方によって制作されたリンクファクトリーの作品
*インドネシアのメディアにてHayashi Midoriと誤植されていました。



勇気のある方は是非リンクから画像を見て頂きたいのですが、ギョロッと飛び出た異常な目に、裂けた口元と気味の悪い髪形が強烈なインパクトを残します。


WhatsAppといえば日本人にはあまり馴染みのないアプリかもしれませんが、海外ではFBメッセンジャーと並んで必須のチャットツール


ラインは電話番号とIDやQRなどで検索が出来ますが、WhatsAppでは携帯番号を登録すると自動的に追加がされます。

つまり、Momoとコンタクトをするには携帯番号が必要なのです。


しかし話題に上がるMomoの携帯番号は
海外ユーチューバーが取り上げるのは+57 (コロンビア) だったり、 +81(日本)、+52(メキシコ)だったり。


本物という言い方が正しいかはわかりませんが、

最初の一件以外は愉快犯ではないかと予想します。


都市伝説系YouTuberのImJayStationではよく出来たMomoのフェイスリグを使い、なかなか見応えのある動画を仕上げています。



このImJayStationの動画で出てくるMomoの番号は日本。

自己紹介の日本語が「人々は私をLと呼びます」という文章。


別に死神のノートは関係ない。



さて、人が死んだとあればメキシコ政府も黙ってはいません。



実際どんなことが書いてあるのか全文をグーグル翻訳に落としこむ元気はありませんが、手口などの警告を出しているようです。


インドネシアでもこの被害者が出ているわけではありませんが、
父兄に対して子供が手を出さないように呼び掛けるという異常な事態に



子供が死んでしまっている以上好き勝手書くと不謹慎になってしまいますが、これは現代のネット社会におけるネットリテラシーを求められるケーススタディの一つだと思います。



今月8日よりWhatsAppインドネシアはフェイクニュースやスパム対策に、受け取り手に警告文面を出すフィルターの試験運用が情報通信庁と共に始まるところ。



このMomo Challengeは早速警告対象になっていくものと思われます。


そういえばインドネシアのTikTok規制の一連の流れもまとめていないので、SNSについていずれ深堀していきたいです。

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