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【資産形成入門】民間医療保険不要論

はじめに

皆さんは民間医療保険に加入されていますか?加入されている方もこれから加入される予定の方も知っておくべき事実があります。それは生命保険会社に支払った保険料のうち、約3割が保険会社の利益(粗利益)となることです。この割合を聞いて「やっぱりその程度だったんだな」と思われた方は正しい知識を持たれている方です。一方で驚かれた方もいらっしゃるでしょう。特にそんな方々に読んでいただきたい内容です。そして、マネーリテラシーを高めるきっかけにしていただけたら嬉しいです。
 
本noteでは、資産形成の中でも基本的な内容である必ずしも民間医療保険に加入する必要はないという話について説明していきます。資産形成に関心のある人ならここで一つの疑問が思い浮かんだでしょう。

「他にも不要とされている保険はいくつもあるのに、なぜあえて民間医療保険に限定して説明するのだろうか?」

それは日本生命に10年間勤めた経験のある後田亨氏曰く民間医療保険は特に利益率の高い商品だからです。利益率が高いということはそれだけ保険に加入している被保険者は損する金額が大きいということです。

本来は不要である民間医療保険に加入しない選択をすることで余計な支出を抑えることができるため、場合によっては生涯で百万円以上の節約になります。民間医療保険の仕組みを踏まえて、なぜ民間医療保険が不要だと言われているのかを詳しく解説していきます。※保険会社の提供する保険商品には素晴らしいものが多いことも確かです。

本noteの執筆にあたり参考にしたのは主に以下の4冊です。

  • 医療保険なんていりません!

  • そうだったのか!「医療保険」の本当のところ 保険会社はここを教えてくれない

  • 生命保険で損をしたくないならこの1冊

  • 「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由

※本noteに記載された全ての情報は情報提供のみを目的として提供しており、情報に基づいて生じる一切の損害についても責任を負担しません。最終的な意思決定は、ご自身の判断でお願いいたします。※

保険の基礎知識

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