不動産取引でたまに疑問になる事があります
『ひとつひとつの不動産取引をどうやって国は確認してるんだろう…』

ひとつは登記なんでしょうけど、国がその取引の契約書を確認してるわけではないし
身内同士で契約書ナシにお金とやり取りして自分で変更登記申請するなんてことも
考えられますよネ
(税務署はガッチリ課税しに動くでしょうけど

なんでこんな事 思うかというと、
不動産取引は必ずしも不動産業者が絡むとは限りませんよネ？
私 不動産屋なので気になるのは
“ 仲介手数料 ” の方。

以前こんな事がありました

しばらく空き家になっていた物件の持ち主の遺族から実家の売却を依頼された時のこと

レインズ、ポータルサイトに載せて現地看板付けようと思ったら看板切らしてて、慌てて発注かけたんです。

一週間して看板が出来上がり、現地に設置してると隣のオジサンが…

『あれ？ この前の貼り紙の会社と違ごうとるが、売れたんじゃないかね？』

(ﾟДﾟ)ﾊｧ?

いやいや、初めて看板出しましたよ
詳しく聞くと   ⃝○町の住所が書かれてた貼り紙があって“ 売家 連絡先はこちら”と、番地抜きの住所と携帯電話の番号が書かれていたとのこと

(おかしいな… ○○町には不動産業者はいないハズだが…)

売主に電話で他に媒介結んだか確認するとウチしか話ししていないとのこと

?!

貼り紙は私が来たときには既に無く、狐に摘ままれた気分になりました。

隣のオジサンがその貼り紙の連絡先をハッキリと覚えてくれると追及できたのですが、残念ながら覚えていないとのこと

後々、調べると最近勝手に客付けして強引に売主に契約を迫るモグリの業者(古物商？)がいる噂を耳にした

そりゃ、ある意味不動産も古物かもしれんが、アカンやろ。しかし…

そこで先程の疑問が頭を過るのです

もし、偽名のモグリ業者が情弱な売主相手に強引に取引を結んで法外な手数料(紹介料？)を請求して行方をくらましたらどうなるんだろ…

モグリなら登記の話はほったらかしにするだろうから、翌年固定資産税金の納付書きた辺りでバレるだろう。とにかく正体隠してどこまで進めるかだろうな

不動産が目当てなら司法書士まで騙せないと難しいだろうから結構キビシイ…

ただ近年、地面師の話を聞くと最終的にはバレる前提で犯行するのだろうな

いやまてよ、コレって不動産を使った特殊詐欺になるんじゃないか？

そんな妄想が膨らむw

まぁ 少額の物件なんで やるほうも狡い小者だよナと、心の中で渇いた笑いを放ち どちらにしてもそれ以上確かめようがないので、この件は謎のまま終わりました

お金の為なら、違法スレスレのことをする人って結構いるんだなと昔の話を思い出しました

なんでそんな昔話をするかというと、実は今
仲介してる取引中に 変な古物商が売主に割って入ってこの取引をかき混ぜようとしてて…(´･ω･`;)