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植物に親しみ、次の世代に繋ぐ森づくりを。3年目を迎える「BOTANISTの森」の今と未来

「植物と共に生きる」をブランドコンセプトに掲げるBOTANISTは、植物と人が、いつまでも共に過ごしていけるように、植物とのつながりを深め、「今」の自然を「未来」に届ける、様々な活動を行っています。今回は、その中の1つ、BOTANISTの森づくり「BOTANISTの森」と「北海道みらいの森」 について紹介します。

*ボタニストの森は、一般財団法人ボタニスト財団の活動です

「植物と共に生きる」とは

まずは、なぜ、BOTANISTが森づくりに取り組むことになったのかを少しお話させてください。

「植物と共に生きる」をブランドコンセプトに掲げる BOTANISTは、モノに溢れ、目まぐるしく変化する現代において、植物の恵みがそばにある暮らしが 、本質的な豊かさに繋がると考え、誕生しました。 人々にとってたくさんの恵みを届けてくれる植物ですが、年々種類も減り、植物の多様性も失われる中で、 これからの子どもたちが豊かな自然に触れられるように、植物と人が、いつまでも共に過ごしていけるように、BOTANISTは植物とのつながりを深め、「今」の自然を「未来」に届けることをめざしています。
こうした想いのもと、BOTANISTは、SDGsの15「陸の豊かさも守ろう」、12「つくる責任 つかう責任」、13「気候変動に具体的な対策を」の3つの項目を重点に置き、様々な取り組みを行ってきました。

<BOTANISTのこれまでの取り組み>

そして、身近なところから、小さな一歩でも、本質的に「植物と共に生きるためにできることを積み上げていきたい」という思いで、2017年からは、森林保全団体more treesへの寄付を始めました。現在も、売上の一部を、さまざまな森林保全活動へ寄付しています。

その後、国内での森の支援を展開したいと考え、2021年のリニューアルを機に、北海道美幌町で「BOTANISTの森」づくりを始動しました。

なぜ北海道で森づくりなのか?

なぜ、北海道で森づくりをするのかと疑問に思う方もいると思います。実は、BOTANISTの北海道には深いつながりがあります。

BOTANISTのシャンプー・トリートメントに、2021年から配合していた「ホワイトバーチウォーター*1」を採取できる白樺が育つ環境は、北海道にあるためです。2023年10月にリニューアルしたBOTANISTでも、北海道産の白樺から採取した、「白樺発酵エキス*2」を配合しています。

森から恩恵を受けているBOTANISTなので、いただいた恵みの分を還していきたいと考えた時に、北海道で森づくりに取り組むことは、BOTANISTとして取り組む大きな意義があると考えました。

白樺は、北海道全域に分布していますが、その中でも美幌町は、従来のマツ類など針葉樹のみならず、白樺を含む在来の広葉樹を中心とした森づくりの必要性にも共感いただいていたことから 、BOATNISTが森づくりをはじめる場所として最適な環境でした。地元行政や森づくりの専門家、木材を扱う企業など、多くのご協力もあり、美幌町での森づくりが始まりました。

*1 シラカンバ樹液(保湿成分)
*2 ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液(保湿成分)

BOTANIST ボタニカルシャンプー・(モイスト)

多様性のある森へ

BOTANISTの森で育てられているのは、白樺だけではありません。白樺のほか、ミズナラ、ヤマハンノキといった、広葉樹を植林してきました。

BOTANISTがめざすのは、多様性のある森です。森の植物の種類が多様であることは、生物多様性を保つにあたっても大きな意味を持っています。しかし、日本の森林は、広葉樹林よりも針葉樹林に大きく偏っているのが現状です。この不均衡は、針葉樹の方が成長が早く加工がしやすいという産業上の需要からもたらされてきました。BOTANISTの森は、針葉樹を伐採した跡地に広葉樹を植えて「多様性のある森を戻す」試みでもあるのです。

次世代を担う子どもたちに手渡す。BOTANISTの森づくりの今と未来

BOTANISTの森では、2021年からこれまでに、計1万1000本の植林を実施しました。2022年からは、地元の小学生にも森づくりに参加してもらっています。

植林地に植えるのは、まだまだ若い苗木です。樹々が生い茂る森になるには、数十年はかかります。森づくりには、次世代を担う子どもたちの協力も不可欠です。

実は、BOTANISTの森で行っているのは、植林だけではありません。「地元の森を、自然を、もっと好きになってもらいたい。」「森や自然が身近にあることを、誇りに感じてもらいたい。」という想いで、森づくりのプロセスを通じて様々な自然体験や学びの機会を子どもたちに提供しています。

2022年に、BOTANISTとmore trees、美幌町と協働で、BOTANISTの森と同じく美幌町立旭小学校  にて「森林環境教育」をスタートしました。子どもたちへ自然に触れる機会を提供し、共に森の多様性を守っていくことを目的にしています。

BOTANISTのブランドチームが集めた広葉樹の種を、地元小学校の1年生へ届けました。そして、実際に森で集めた様々な種を手にした子どもたちと、その種の種類や特長などを話し合いました。

2023年も、同じ地元小学校の1、2年生に参加してもらい、植林の苗木を育てるための種拾いを実施。拾った種は小学校に持ち帰って子供たちが苗木になるまで育てていきます。
また、日本や世界の森の現状や、多様性のある森づくりの必要性を紹紹介し、森について理解を深めてもらいました。

さらに、これまでの北海道美幌町での取り組みを評価いただき、先日、「自治功労者賞 」を美幌町からいただきました。
自治体から、こうした賞をいただくことはBOATNISTとしても初めてのことで、大変光栄に思っています。2021年の森づくりのスタートから、美幌町役場の皆さまをはじめ、moretrees、美幌町森林組合、美幌町立旭小学校、美幌町博物館の皆さまのご協力あっての賞でもあります。今後も継続して、森づくりや、植物に親しめる場をつくり、自然や地域をもっと好きになっていただけるような取り組みを行い、より良い社会創りに貢献したいと思います。

「自治功労賞」表彰状

2023年は、地元企業の協力も得て、さらに森づくりを拡大。今後も輪を広げながら、多様性のある森づくりをめざしていきます。

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