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リヒテシュタイン侯爵家の至宝展

美術館や博物館に行った記録をTwitterで呟いていましたが、段々と描きたいことが増えてきて、リプツリーに長々と書くのも何だかなあと思い、noteを始めことにしました。

リヒテシュタインの至宝@広島県立美術館

リヒテシュタインとはスイスとオーストリアに囲まれた小豆島程の面積の国です。

最初のご挨拶にも現・元首の名前があり、「ほんまに侯爵家から直接借りてるんだな…」としみじみ思いました。

今回は2度目の日本出展、5ヶ所巡回だそうです。
一見、縁のなさそうな日本とリヒテシュタインですが、展示を見ていくと頻繁に貸し出してくれる理由がわかります。

広島会場のポスターにもなったヴァルトミュラーの絵画を始めとしてルネサンス、バロック絵画も目玉と言っていいのですが、なんと言っても食器のコレクションがすごい!

また、リヒテシュタイン侯爵家は美術品の蒐集を家訓として(!)いて、東洋の陶磁器に惹かれていたそうです。

陶磁器類は写真が取れなかったので、東京富士美術館のフライヤーです。


写真だと違和感があまりないですが、古伊万里(ラーメンの器とかお茶碗を想像してもらうと良いかも)陶器に西洋風の豪華な金飾りが着いているものなんかはちぐはぐしていてふふっとなってしまいました。

しかし侯爵家が東洋の陶磁器に惹かれて愛用していたことが、コレクションの多さや工房まで作ったことからよくわかりました。

こういう経緯があってよく貸し出してくれるのかな。

侯爵家のコレクションは3万点で個人では最高レベルらしい。

ヴァルトミュラー。
風景画が良かったけど静物画しか取れなかった。

これまでは、陶磁器と書がよく分からなかったんですが最近、どちらも魅力がわかって楽しめるようになってきました。

西洋と東洋では釉薬で表現できる質も異なっていて、佐賀の博物館に焼物の勉強しに行きたいな〜。

野々村仁清。

最近では石川で古九谷見て、感動しました。

ほかにもヒトラーから美術品を守ったことや(あの立地で)世界大戦中を切り抜けて独立を貫いたことなど国にも興味が湧きます。

次は大原美術館の90周年記念かな。

おわり。

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