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不倫について思うこと

恋愛観は人それぞれだろうが、要点は三つあると思っている。

好きという気持ち

恋愛感情に限らず、人や物を好きになるのは人間の本質である。何が好きで、何が嫌いかによって人格は形成されている。好きになるのに理由なんていらないし、制限される謂れもない。好きになることが罪だとしたら、更生させるには洗脳して人格を変えるしかなくなる。

他の誰かが傷つく

好きが行為に発展すると誰かが傷つく可能性が出てくる。ショタやロリが好きでも誰も困りはしないが、実際に手を出すと問題になる。罪を問うならここだ。様々な好きを抱える多くの人が他人に自制を求めて、自分自身もまた自制している。そういうバランスで社会は成り立っている。

嘘と偽り

誰も傷つけずに想いを遂げるため、嘘や偽りが行使される。その結果、隠し切れずに叩かれる。傷つけまいとした相手から叩かれる。自制で成り立っている均衡を脅かしたことでも叩かれる。隠れてうまくやっている人たちからも叩かれる。


好きになるのが不可抗力だとすると、誰も傷つけないためには自制の二択になる。ただ、パートナー以外を好きになった時点で自分自身が罪悪感という傷を負っているのではないか。結局、誰かが傷つくのなら、最初から打ち明けて全員で話し合うのが最も幸福な気がする。