【Unity】2D:スプライトアニメーション作成手順

スプライトアニメーション作成手順のメモ


■概要

スプライトアニメーションは、下記の素材ファイルを利用する。
・アニメーションのコマ画像
・アニメーションクリップ
・アニメーションコントローラー

<手法A:アニメーションのコマ画像が複数ある場合(連番ファイル)>
作成した連番ファイルをインポート後、アニメーションクリップで作成したタイムラインに連番画像を張り付ける。

<手法B:スプライトシートがある場合>
作成したスプライトシート(1枚の画像にアニメーションパターンが並べられたもの)がある場合は、スプライトエディター経由でスライスし、最終的にアニメーションクリップのタイムラインに並べる。

■手法A:アニメーションのコマ画像が複数ある場合(連番ファイル)

  1. 他アプリで、アニメーションを連番ファイルとして書き出す。(3DCGアプリとか、Photoshopとか、AfterEffectsとか)

  2. そのアニメーションの連番画像ファイルをまとめて選択し、プロジェクトウィンドへDrag & Dropしてインポートする。

  3. プロジェクトウィンドウで、1コマの画像をヒエラルキーウィンドうへDrag & Dropする。(※1コマ:連番ファイルの1つ)

  4. 画像が選択されている状態で、アニメーションウィンドウを開き、作成ボタンをクリックする。

  5. するとアニメーションクリップが作成されるので、保存ダイアログウィンドウで、任意の名前をつけて保存する。(New Animation.anim)

  6. プロジェクトウィンドウで、先ほどインポートしたアニメーションの連番画像を複数選択し、アニメーションウィンドウ>タイムライン にDrag & Dropする。

  7. アニメーションの再生スピードが速い場合は、ツールバー>サンプル値 を小さくするとよい。
    または、状況によっては、アニメーションのキーフレームを複数選択し、その範囲のハンドルつかんでドラッグし、スケール調整してもよいかも。

  8. コマ画像を追加したい場合は、アニメーションウィンドウのタイムラインで、最後のフレーム以降にDrag & Dropする。(プロジェクトウィンドウで選択したコマ画像を)
    コマ画像を差し替えたい場合は、タイムラインのコマ画像を表示した状態で、差し替えたい場所にDrag & Dropする。

■手法B:スプライトシートがある場合

やり方は、いろいろあるが、一番迷わずできた方法をざっくりと説明。
後半に参考画像も添付。

  1. キャラクターのアニメーションを配置したスプライトシート画像を用意する。(psb、psdフォーマット)
    (※Unity 2022からpsd Importerが、psdフォーマットにも対応した。従来は、psbフォーマットのみ対応)

  2. スプライトシート画像をインポートする。
    UnityのプロジェクトウィンドウへDrag & Dropする。

  3. インポートした画像のインスペクターウィンドウを開き、Sprite Editorボタンをクリックしてスプライトエディターを開く

  4. スプライトエディターの上部メニューで、スライス>自動 で、Grid By Cell Size、または、Grid By Cell Counter で、画像を切り出すスライス設定を行い、スライスボタンをクリックして実行する。

  5. プロジェクト>インポートした画像の三角アイコンをクリックして開いてみると、スライスされた画像を確認できる。

  6. スライスした画像をスプライト化する。
    アニメーションで利用するスライスされた画像を複数選択し、ヒエラルキーウィンドウへDrag & Dropする。するとアニメーションクリップを作成されるので、保存ダイアログウィンドウで、任意の名前をつけて保存する。(New Animation.anim)
    (※シーンウィンドウにDrag & Dropしてもよいが、配置場所が統一できない。もし、シーンウィンドウの中央位置に配置したい場合は、ヒエラルキーウィンドウにDrag & Dropする方が無難)

  7. アニメーションクリップを開くとタイムラインにコマ送りアニメーションが登録されている。(※Spriteトラックをクリックして開くとキーフレームと登録された画像を確認できる)

    アニメーションの再生スピードが速い場合は、ツールバー>サンプル値を小さくする。(※サンプルが表示されていない場合は、アニメーションウィンドウの右上角のオプションメニューで、Show Sample Rateを有効にすると表示される)
    ※実は、タイムラインで、画像部分にDrag & Dropするとスライスした画像を入れ替えられる。また、コマを追加したい場合は、キーフレームを追加した後、任意のスライスした画像を入れ替えるとよい。
    (※タイムラインの絵をダブルクリックするとタイムゲージのあるスライス画像に差し変わる)

  8. アニメーション>プロパティを追加 し、Sprite Rendererで、いろいろな効果を追加し、アニメーションに反映させることが可能。
    効果としてスプライトのカラー変更、FLIP(反転)、表示・非表示、透明度調整等、利用可能。
    (※なお、プロパティボタンを利用するには、アニメーションウィンドウを開いた状態で、ヒエラルキーウィンドウでゲームオブジェクトを選択しておく必要があるので注意)


<参考画像>

スプライトエディター>Grid By Cell Size
スプライトエディター>Grid By Cell Counter
アニメーションウィンドウ:プロパティを追加>Sprite Renderer
Animation Clip>インスペクター:ポーズをループ(有効)

■参考記事

以上。

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