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季節は第49候、寒露で「雁来る」に突入!

本日10月8日より「寒露」に入りました。朝夕の冷気が増して
くる時季で、草木の葉先に結んだ露もだんだん冷たさを感じる
季節ということです。

実際にこの2~3日で急激に冷え込んできたのを感じます。それまで
半袖シャツですごしていましたが、ウインドブレーカーを引っ張り
出して着ています。

この頃になると農作物の収穫の時期で、農家は大忙しになります。
山野にも紅葉がたけなわになってきます。夏の力強い入道雲から
心なしか弱々しさを感じる鰯雲、巻き雲と呼ばれる姿の雲が現れて
きました。秋の雲は高いところにできるのが特徴で、そのために
空が高く見えます。

お天気が下り坂になる印としてこの鰯雲と巻き雲が交互に現れるます。
熱帯性低気圧が接近している証拠で、お天気が下り坂になると覚えて
おくと便利です。

紅葉が山々を彩る秋本番で、ツバメなどの夏鳥が越冬のために南に
去り、その代わりに雁などの冬鳥が飛来してきます。

また、「秋のつるべ落とし」と言って、夕暮れから急激に日没を迎える
ようになります。その早さがうまく表現されて美しくもあり、非常に
すばらしい日本語の表現です。

十五夜の時期は秋の長雨の重なり、なかなか拝むことがむずかしいの
ですが、「芋名月」と呼ばれる十三夜の月も明月です。十三夜を愛でるのは
日本独自の風習のようです。芋の他に豆や栗をお供えします。

この時季の旬の果物は、アケビです。開け実が転じてその名前の由来に
なっていますが、ビタミンCが豊富で果肉は甘く、クリーミーな味が
みんなに愛されています。

この時期は空気が乾燥し肺が弱まり、肌や唇、髪の毛がますます乾燥
してきます。こんな時季には身体に潤いを与える「滋陰」の働きに
富んでいる梨を食べるといいでしょう。

梨にはアミノ酸の一種でアスパラギン酸が豊富に含まれているので
エネルギーの代謝を助けて疲労回復に効果を発揮します。
また、肌のダメージを和らげる(シミの原因であるメラニン色素を軽減)
効果も期待できるので、積極的に食べたいものです。

また、オリーブはビタミンEやオレイン酸が豊富で高い抗酸化作用が
特徴です。血液がサラサラになるので、生活習慣病の予防にもなるので
オイルではなく、果実も摂りたいものです。

松茸などもスーパーの店頭で見かけるようになってきました。キノコ類
も美味しい季節ですので、少し寒くなってきたので、キノコ汁や
キノコ類がいっぱい入ったキノコ蕎麦などいかがでしょうか?



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