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あなたは、読まれる文章を書く究極のテクニックを知っていますか?

いい文章には必ず「トリガー」があります。え、トリガーって何に?と思われたあなたへ。

読み飛ばせない引っかかりをつけるということ。胸に刺さる言葉やフレーズ、ここでいう文章のトリガーとは読み飛ばすことができない引っかかりとか、引き金のことです。フックという言葉に置き換えてもいい。

いい文章を書くための3つのフック

ひとつめは、読む人の関心を引っかけるフック
つまり、秀逸なタイトルや思わずうなってしまうキャッチコピーの文言のこと。

たとえば、
タイトルにこそあど:「これ」「それ」「あれ」「どれ」など指示語を使うと読者の心理として続きを読みたくなります。

2つ目は文章の構成上のフック
構成上のフックは、文章の内容をつなぐかすがいです。ひとつのフックに引っかかるものを集めてきてつなげることで、内容に一本筋が通り、主張が伝わりやすい文章ににすること。

3つめのフックは、自分の心を引っかけるフック
これは、言い換えれば「なぜ、それについて書きたいと思ったのか」ということです。つまり、モヤモヤした動機の正体を言語化していくプロセスが文書化するということ。

この3つめのフックは、実は、文章を書く上でもっとも本質的なものです。

具体的なメソッドとしては、「?」で始まり、「!」で終える文章術を習得する。この問いのフックは、「読者の関心を引っかけるフック」としても機能します。先を読みたくなる心理をついています。

読者の関心事であればなおさら、先を読んでみたいという欲求が高まります。つまり、あなたはまんまと書き手の術中にはまって行ってしまうのです。

最後に結論として「!」をゴールにするのです。

たとえば、20年近く前にベストセラーになった本のタイトルは誰でも見たことがあるでしょう。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』という書籍です。

その結論は、「さおだけ屋」という単体の商売では儲からない。利益を出すには、単価を上げるか費用を削減するか、の2点に集約されます。さおだけ屋を呼び止めて実際に買ってみると、2本で1000円なんて言っていても、その1000円では終わらない。さおだけ販売に便乗して、物干しの修理までやってしまうという便乗商法だからつぶれないということ。

日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。一見、当たり前のように見えるものにも「?」と「!」が眠っているという事実を追求していくとこのように人を引きつける文章が書けます。

どんなに身近なことでも、まずは「?」を探そうとすれば、文章を書く力と読ませる力につながるということです。



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