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中国の気球は観測気球だ!気象ではなく本来の意味の観測?

ブリンケン国務長官が訪中を見込んでいたところになぜ、スパイ
気球と疑われるものを米国領土内に飛ばしたのか?
中国の行動はほんとうに不可思議で理不尽な行動を突然、やり
出すのでほんとうに真意がわかりません。

いろいろ憶測が出ていますが、まずは国内事情による習近平氏の
メンツの問題が関わるとほんとうに首をかしげたくなるような
ことをし始めます。

最近の話題では、絶対反撃してこないと踏んで、日本と韓国に
対して査証の発給を停止したことを思い出します。米国やEU諸国
には報復を恐れてそんなことはしませんでした。

これらの政策は、ゼロ・コロナ政策とその突然の放棄で高まった
国内の不満の矛先を逸らし、コロナ対策を指導した習近平主席の面子
を少しでも保つための方便だった可能性が高いと言えます。

それにしても気象用の民間の気球が流されて米国の領海に入ること
自体、極めて不自然です。もし気象気球なら米国やカナダに事前に
通告、警告してしかるべきです。

民間の気象気球という言い訳はかなり苦しい言い訳です。スパイ気球
としてもどうやって回収するのか、それが非常に問題ではないで
しょうか?まあ、通信できれば回収は考えていないのかも・・・

次の憶測は、習近平指導部も知らなかった可能性があります。事件が
起きてから知った可能性です。人民解放軍のとんがった連中が当局が
関知しないすきに飛ばしたという見解です。

米国との融和外交に傾きつつある情勢を一変させる目的で飛ばしたと
いう可能性。また、米国のバイデン政権の決意の強さと米軍の対応能力
を試したという意見もありました。

もっとうがった意見としては、米軍の偵察用ドローンがもし南シナ海
などで領海侵犯したという口実のもとに堂々と撃ち落とせるという前例
づくりではないかというものもありました。

いずれにしても真相は海に落ちた観測機器の破片や部品を回収して
その目的を白日のもとに晒したあとに明らかになるでしょう。

それにしてみても、中国にとってこの事件は何のメリットもない
ように見えるのですが、どうしてそんなことを臆面もなくやって
のけるのか、精神構造がまったく理解できません。

損得勘定から考えたら、明らかに中国に不利に働くのにどうして
そんな行動をしてしまうのか、引っ越しができないお隣の国だけに
ほんとうに理解に苦しみます。

私が旅行業界で働いていたとき、今から30年~40年前に頻繁に
中国本土に渡航していましたが、その頃の中国はほんとうに未来志向
で親近感を覚えたものですが、現在の中国には嫌悪感しかありません。






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