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新居づくり②家具と家電の受け取り

部屋を見つけ、家具と家電を注文したところまで来ました。今回は受け取り時のことについてまとめてみようと思います。


【家具第一段】

IKEAでの注文量が多かったのか、2回に分けての配達でした。購入時に入力した受け取り日時は2日後以降への先送りなら変更可能。さすがに直前になると無理ですが。日時と一緒に選べる時間帯は7-14時もしくは14-21時。ちなみに第一弾の受け取り数日前に市内交通のストが宣告され、当日新居に行けなくなってしまいました。ギリギリ日時の変更ができたのが幸い。タクシー代払わずに済みました。
ともあれ前日に「明日届けますよ」の連絡が来て、配送車の追跡リンクもついてきました。当日になると14-17時の予定とも。それでも早く来るかもしれないと思い13時には新居に着くように出発。するとトラムの中にいた12時すぎごろ配達業者さんから入電「あと30分くらいで着くよ」。はやっ!そして実際13時くらいには来た。
どこに置けばいいかときかれたので「1.OG(ドイツ式1階、日本でいう2階)のワシの部屋にお願いします。玄関はこっちです。」すると「1.OGなんて聞いてない、EG(ドイツ式0階、日本でいう1階)までしかやらないよ。」と言い張る。
おかしい。IKEAのサイトには「希望の場所まで」とある。階の制限はない。手伝ってくれる人がいるわけではないのでEGに放置されると詰む。

ワシ「おかしいですね、IKEAのサイトでは希望の場所まで運んでくれるとありますが。」
業者「オンライン注文でしょ?それだとEGまでだよ。」
ワシ「そんな注意書きどこにも見当たらなかったですよ(真顔)(どこかに隠れて書かれてるかもしれないけど、言い切る。だってかなりじっくりいろいろ読んだもん。それで見つからないようなところに書いてるなら景品表示法違反みたいなものなんじゃないの?というスタンス)。注文の際に私が何か間違ったということですか?(真顔)」ケンカ腰に戦いを吹っ掛けるのではなく、あくまでも「どういうことですか?解明しましょう、説明してください。」の姿勢(多分これ大事)。

スマホでページを呼び出して「ご希望のお部屋まで運びます」の文言を出そうとしたところ、IKEAに問い合わせると思ったのか「いいよ、特別に1.OGまで運んであげるよ」と。どうもアヤシイ。絶対言うだけ言って仕事減らそうとしてる
結局全部部屋まで運んでくれましたが腑に落ちないのでIKEAのチャットで相談。もしかしたらこちらのミスがあったのかもしれない。しかし回答は「階に関わらず希望の部屋まで運ぶことになっています。」とのこと。EGで放置されたと勘違いしたIKEAの担当者さんが「配送料の部分返金になりますので…」と続ける。この返金処理がワシに対してなのかIKEAと配達業者の間のものなのかはわからないが、希望の階まで運ぶのは契約内容に確実に入っていることになる。注文番号や名前、住所もきかれたでの、こちらが注文時に何か間違ったということではなさそう。担当者さんも、配送業者が作業の一部の拒否を試みたということだという認識だった。

【家具第二段】

第一弾と同様の手順でこちらも到着。唯一の違いは、前日の「明日届けますよ」メールが来なかったこと。当日はちゃんと来た。そして今回も「EG(ドイツ式0階、日本でいう1階)までしか運ばないよ。でも特別に運んであげる。」という言い分。そして「小さいものは自分で運んで」と強制お手伝い。家具は重いものばかりだし量も多いし、そもそもが重労働な仕事だし、これくらいは自分でやるつもりではいたけど、なんか徐々にわりと重いものまで頼まれる……。これは落としたりして破損したり物件にダメージを与えた場合ワシの責任になってしまうのでは…と保険上のリスクが頭をよぎり、ある程度以上のサイズや重さのものは拒否。あくまでももともとそれはあなたたちの仕事でしょ。

【「は?」はハッキリ言おう】

ドイツ生活、こういうことは多いです。役所でさえ法律と違うこと言ってきたりするし(解釈の仕方というレベルではない内容で)。7-8年住んでるとこういうのも経験済みなのですぐに引いたりはしなくなっています。そしてドイツ語話せてよかった。ネイティブみたいに話せるわけではないけど、ドイツに住む成人の標準的な理解能力は備えている自信はある。
え?と思ったらはっきり伝えましょう。単純な勘違いだった場合も多いし、もしこっちが何か間違えているならこちらを分からせるのは向こうの責任(まあ同時に、向こうを分からせるのもこちらの責任なのですが)。久々に「は?」な案件に遭遇しましたが、そういえばここってそういうところだったなと。説明のし合いの結果たとえ自分の間違いだったとしても、まずは説明させて納得した後に認めればいいんですよ。ドイツはそういうところ(主語デカい)(燃えそう)。クレーマー体質だったりするわけではない(どころかむしろ寛容なタイプの)人でも、「え?」にはまずは説明を求めるの、よく見聞きします。でもいきなり取ってかかるのはやめた方がいいです。話し合いがうまく行かなくなるし、こちら側が間違ってる場合もあるし、誰も悪くない不幸な事故って場合もあります。

【労働条件がよくないのかもしれない】

1回目と2回目はそれぞれ別の業者さんだったのですが、「特別に上まで運んであげる」というスタンスを取るのは、もしかしたら給料が少ないとか時間が逼迫しているとか、労働条件が悪い故なのかもとか。チップを望んでのことだったり、上まで運ぶ手間を省いて楽をするなり時間を節約するなり。
ドイツでもやっぱり給料やその他待遇のよくない職種というのは日本と同様のようです。重い家具を運ぶ仕事は重労働の上に待遇がよくない可能性が高い。副業で行ってる掃除のバイトもまさに重労働なのに給料はよくない、そしてそれゆえ人手不足なので、勝手な推測だけど、彼らにも(正当化されるわけではないけど)同機は十分なのかもしれない。
このことも頭によぎったので部屋まで運んでと言うことに一切の曇りがなかったわけではないけれど、こちらは部屋まで運んでくれるっていうからIKEAで注文したのだ。すまないがここはこちらの言い分を通させてもらう。

【食洗機と冷蔵庫】

こちらはMediamarkt(ドイツの大手家電量販店)で注文しました。IKEAより安かったし、冷蔵庫に関しては冷凍庫のサイズなど希望へのマッチがこっちのほうがよかったので。それにお部屋まで運んでくれる(家具のときもだったけど、一人暮らしだとこれが重要)。食洗機はMeriamarktの直売でしたが冷蔵庫は別の業者がMediamarktのプラットフォームを借りて売っている形だったせいか、別々に届けられました。
まずは食洗機。Mediamarktから受注の連絡と同時に受け取り日時の確認メールが来ました。家具同様普通のPaket(小包)ではなくSpedition(大型のモノの配送)。日時は先1週間くらいの間でもちろん変更可能で、時間帯もIKEAのときみたいに午前(7-14時)と午後(14-21時)みたいな感じに選べるのかと思いきや、なぜか8-14時と8-18時の二択……なぜ午後という選択肢がないのか……。18時まで待つよりはと8-14時を選択。
当日追跡ページを見ると、13-14時のお届け予定と。しかし早まるかもしれない。結局8時には新居で待機することに。待ってる間はせっせと家具を組み立てます。
13時ごろ入電。お届け屋さんで、「あと5分で着くよ!」とのこと。家具のときみたいに1時間前の連絡はなかったですw外で待っていると10分くらいで到着。気持ちのいいお兄さん二人組で、サクッとお部屋まで運んで颯爽と去っていきました。今回は1. OG(ドイツ式カウントで1階、日本でいう2階)だなんて聞いてないとか揉めたりすることはなかったです。二人組の一人は仕事で家具の組み立てもやってるらしく、出来上がったキッチンの戸棚を見て「頑張ってるじゃん!」と褒めてくれました(´∀`*)ウフフ
そして冷蔵庫も同じ要領で受け取り…と思いきや、DHL(配達会社)さん一人で来た。さすがに1.OGまで配達人さん一人で運ぶの無理でしょどういうこと?!これは金握らせて手伝わせるか…と思っていると、「元気?調子はどう?君どこの人?韓国?」「(しょっぱなからその質問しちゃうんだ…*)日本ですよ」「日本かー!おれトルコ!よろしく!日本好きだよ!」「トルコ(°∀°)イスタンブール行ったよ、2回!」「イスタンブールかぁ…またトルコに行かないとだな(°∀°)イスタンブールなんてほんの一部だぞ!」となぜか意気投合してしまい、結局手伝ってもらえることに。何やらかんやら楽しくおしゃべりしてチップ握らせてバイバイしました。

*いわゆる「意識高い人たち」の間だけかもしれないけど、いきなり出身をきくのはよくないという風潮です。見た目がドイツっぽくなくてもドイツ生まれドイツ育ちの人もいるので。どうしてもききたいなら「もしきいてもいいなら(wenn ich fragen darf)」と添えるか、「ここが地元なの?」という風にいくとか。ワシのドイツ語はどう考えてもネイティブには聞こえないので個人的にはイヤな気持ちにはなりませんが、感じ方は人それぞれなので。

ということで、一通り家電と家具の受け取りは完了しました。残る大物配送はマットレスです。これは日数かからなそうなので、ベッドを組み立てて場所ができるタイミングで頼もうかと。
次は「家具の組み立て」に続きます!


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