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金沢 葉山 スペイン料理 - 偶然の出会いは過去の自分と繋がっている

葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。昨年の秋と年末に帰省と食材仕入れをかねて、金沢、能登、氷見などを回りました。

久しぶりの能登は相変わらず穏やかでほっこり、氷見で舌鼓をうち、大雪の金沢で仕入れ。そんな矢先に大変な災害。先日のアロハイベントでは、能登のワインや能登豚を使ったパテなどをお出ししました。

今回は金沢と葉山にまつわるアップデートしたお話です。昨年、葉山の自分の店近くに新しくオープンしたスペインバル。すでに何度かお邪魔しているのですが、気さくで楽しいオーナーご夫婦との会話と本格的で美味しいスペイン料理で、すっかり虜になっています。

スペインはもっとも好きな国、料理の一つで、以前のブログでスペインバルでの体験について、書いています。

この葉山のスペインバルは地場の野菜を使った丁寧なタパス、珍しい豚たんのマディラ種煮込みや柔らかい牛モモのステーキ、海鮮やチーズをたっぷりかけられるパエリア、どれも本当に素晴らしく、ついつい食べ過ぎてしまいます。

お伺いするときは家族でうかがうことも多いのですが、ほかにもお子様連れのご家族とも一緒になることもしばしば。食事の最後の方には、バルにいるみんなで楽しく話ながらお酒を飲む、まさにスペインで体験したようなバルコミュニティー。

自分の店の常連さんもお伺いしたり、お店で出会ったり、新しくDJイベント開催オーナーとお会いしたり、葉山でいいコミュニティーが広がっています。

このオーナーご夫婦との出会いは自分のお店。仲の良い常連の方に、このご夫婦を連れてきていただきました。

シャンパーニュやワインを召し上がりながら、お話ししていくと、なんとこのご主人のシェフも金沢出身の同郷。一気に親近感が湧き、ローカルネタで盛り上がってしまいました。

シェフは金沢の老舗地中海料理専門店で修行されていたとのこと。そのお店は金沢では珍しかった西洋料理を1979年から提供されています。自分も美味しい牡蠣やパエリアなど、何度か伺っていただいています。

その老舗地中海料理店のオーナーシェフは素晴らしい腕のようで、スペインバルのシェフの兄弟子さんは軽井沢星のやさんの総料理長、弟弟子さんは麻布でスペインバルを開かれているそう。

数年前に金沢にできた人気スペインバルのシェフもこのお店の出身だそう。金沢にそんな素晴らしいお店があったと知ることができて嬉しい限りです。

近所の同郷のスペインバルシェフに出会えたのは、本当に偶然です。このシェフを紹介していただいた常連の方と知り合えたのも偶然。

でも、葉山にお店を出して、さまざまなお店の方々、そこに集まるお客様たちと、仲良くさせていただくことができなければ、これらの偶然はありません。

スティーブジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチ。”Connecting the dots”という言葉を、彼は使いました。

そのときそのときの出来事、経験は、その時は点でしかない。しかし、それは何らか将来につながる点。なので、その時その時の点を、信じなければならない。

昨年、金沢に帰省して、スペイン料理店を通ったときに、改めて思い出した言葉でした。

読んでいただきありがとうございました!

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