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ブルゴーニュ水平テイスティング講座での素晴らしい体験

海辺のシャンパーニュバー、Ingallein店主です。今回はアカデミーデュヴァンさんで開催された、蔵出し新着ヴィンテージ 水平テイスティング講座、<ラモネ&ヴォギュエ>に参加した体験を書きたいと思います、

アカデミーデュヴァンさんの講座ではこれまでも気になるものがあったものの、なかなか日程が合わずに参加できずにいました。今回は日程があったので、すぐに応募、しかし、人気の生産者のテイスティングとあって、かなりお高いにも関わらず、キャンセル待ちでの登録でした。

結果的にキャンセルが出たため、運良く参加できましたが、当日は30名近く、フル定員での開催となっていました。ブルゴーニュ、そして今回のラモネとヴォギュエという生産者、本当に人気があるんだなぁと感じました。

ラモネ家はブルゴーニュ地方のシャサーニュモンラッシェ村を中心に約16ヘクタールの畑を所有するドメーヌ、ヴォギュエ家はシャンボールミュジニー村に約12haの畑を所有するドメーヌです。いずれもグランクリュの畑をいくつか持ち、一般的にはブルゴーニュでは6ヘクタール前後の畑しか持たないドメーヌの中では、大きく名門のドメーヌです。ただ、ボルドーのシャトーマルゴーなどは100ヘクタールの畑なので、他の地域からすると規模は圧倒的に小さくなります。

試飲したワインはラモネが2つのグランクリュを含む8種、ヴォギュエも2つのグランクリュを含む4種で、全て2020年のヴィンテージの水平テイスティングでした。

テイスティングはもちろん楽しくワクワクするものでした(市場相場で一本210万のワインもありました)が、それ以上にブルゴーニュでの村や畑、地形などによる味の違いについての方程式のようなものが学べたのが、1番の収穫でした。事前に今回試飲するワインの村や畑、生産者の情報を数冊の本で予習していきましたが、数メートルした離れていない畑でも味わいが変わるというブルゴーニュのワインをロジカルに分類、系統だてられているというのが驚きでした。そうでなければ、素晴らしい記憶力と豊富な飲んだ経験がなければ、霧の中を彷徨っている感じになりますよね。

参加されていた7-8割の方が何度かブルゴーニュの講座に出られているようで、その辺りの知識が既にあったようです。リピートが多いということは、ブルゴーニュにハマったらなかなか抜け出せないということでしょうか、、、

講師の方はブルゴーニュやシャンパーニュを中心にされているインポーターの方で、非常に長い経験を持たれていた方でした。なので、生産者やその地域のネットワークも豊富で、ユーモアを交えてまさしく教科書には載っていない、なかなか聞けないような面白いエピソードなども多く聞けて素晴らしい体験でした。

今回飲んだワインは高価なものばかりで、こういった機会がないと飲めないワインばかり。これから10数年経って、飲み頃になるワインも多いと思いますが、おそらく口にできることは最初で最後。しかし、以前書いたワインにハマることになった衝撃の体験と同じように感動した得ワインにも出会えました。その感覚をまた新たな一つの道標として、これからもブルゴーニュワインの旅をしていきたいと思います。

今週はアロハバレンタインというイベントと月に1度のバーオープンの週末です。これからメニューなどの最終準備をしていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました!

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