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Pile Of Index Cards(PoIC)が楽しかった

PoICは「Pile of Index Cards」の略で情報カードと呼ばれる小さな紙のカードに書き込んで生産性を向上する方法です。
タグ付きで情報をストックしていき必要なタイミングで再生産するというものでした。
頭の中を書き出して収集するという行為そのものは、GTDにも共通しますし、Bullet Journalも頭の排水と言う意味では同様な方法かと思います。

現在のようにスマホはおろかPCやインターネット上で情報をストックできない時代のアナログな方法ではありました。
かれこれ15年以上前になると思いますが、仕事や日常に追われていた私は藁にもすがる思いで運用していた記憶があります笑。
随分とハマり何かといえば情報カードに書き溜めて、専用ドックにストックしていました。今で言うところのライフログのような使い方だったのかもしれません。頭の中身を一生懸命書き出している感じでした。

情報カードはその名の通り少し上質な紙でできたまさにカードでした。この情報カードがストックされ、厚い束になっていく過程が楽しく、再生産のために引っ張り出してGTDで言うところのレビューを行うことも楽しい時間でした。

これはデータベースなんじゃないの?と気づいた時にはFilemaker上で入力、管理できるように情報カードのレイアウトを自分で作成していた時期もありました。なんか色々試行錯誤していましたね。

こんなこともやっていたなと思いながら見返していたところ、「PoIC マニュアル v. 2023」と称したHPが再構築されているのを見つけました。

今見ても秀逸な方法だと思います。スマホやmacを駆使してタスク管理をしている人ばかりではないでしょうし、こうしたアナログな紙とペンでタスク管理やライフログを取ることも今更ながら見直されるのかもしれないと思ったりしました。

43folders

アナログついでに43Foldersも実際に自分で運用していました。これはPCではなく完全に紙でアナログ管理するのですが、電源もいらないですし、何よりこのフォルダ群に全てが入っているという「ポケットはひとつ」という感覚が好きでした。


実際、私も会社経営時代は色々な仕事術を試行錯誤していました。タスクをなんとか処理したい、管理したいと言う思いの一方で好きな文房具でそうしたことを運用したいと言う気持ちもあったかも知れません。私自身のタスクが増え、iPhoneやmacなどの電子機器が普及するに従って道具としてはPCでの管理に移行していきました。

会社を売却した現在の私には処理しなければならない、追われるような日々のタスクというのはなくなっています。
むしろ今は自分のやりたいことをじっくり考え、ノートの上で思考をめぐらし、さてどうやって実現していこうか、などと考える機会が多くなりました。

スケジュール管理にしても、タスク管理にしても以前のようにmacやスマホで必死にこなすというよりは好きなノートとお気に入りのペンでアナログな管理で十分な環境になりつつあります。もともと万年筆やノートで文字を書くのは好きな性分でもあります。

こうした古典的とも言える思考術に関してはこんな本もあります。バイブルとしている人も多いかと思います。


Appleのエコシステムにもどっぷりハマり、macもiPhoneもiPadも使用します。でも個人的にはバッテリー残量が十分にないとそわそわしてしまう性分でジリジリと減っていくことは、何か注意力を削られるような小さなストレスがあります。電源なしで1週間くらい使用できるといいのですけどね。


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