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【Linux Essentials】ログイン時のユーザー名とユーザーID

こんにちは、今回は、Linuxのユーザー名とユーザーIDについて整理します。
前提として、機器やシステムにログインして操作する人のことを”ユーザー”と言います。
ログインは、機器を操作するために、IDとパスワードを入力し、認証を受けることを言います。

明日会社の寮に行くので、そわそわしながら、前日に書いています。
(いつも通りに投稿)



1.ユーザー名とユーザーID

Linuxの場合は、自分で環境を作った時に、設定したはずで、
設定されたユーザー名に割り当てられた番号のことをユーザーIDといいます。
idコマンドを使用し、オプションなしで、割り当てられたIDを確認することができます。
ユーザーIDがuid、グループIDがgidで表記されます。

IDコマンドで、ID確認

2.ユーザーの種類は、3種類

2−1 管理者ユーザー(root)

システム全体を管理する権限を持っています。
Windowsでは、Administratorユーザーのことです。
Linuxでは、rootユーザーと呼びます。

2−2 システムユーザー

システムユーザーは、ログインに使用はしないものの、システムプログラムやサーバソフトウェアを実行するために使用するユーザーです。

2−3 一般ユーザー

通常は、一般ユーザーでログインします。
一般ユーザーにログインして作業を行います。

それぞれのユーザーIDは、
rootユーザーが0、システムユーザーが1~99、一般ユーザーが100以上のようです。

3.rootユーザーの利用

rootユーザーはシステムへの影響が大きいため、通常は一般ユーザーでログインし、必要に応じてrootユーザーへ切り替えます。
間違って操作してしまった場合に、一般ユーザーより影響が大きいので、気をつけなければなりません。
システム全体に影響を及ぼすような操作をする必要がある場合に限り、rootユーザーに切り替えます。

その際の書式は、su -ユーザー名 で行います。

コマンド直後のハイフンは、環境変数を引き継ぐか引き継がないかを意味します。
ハイフンありの場合、環境変数を引き継ぎ、ない場合は、環境変数を引き継ぎません。
ユーザー名がない時は、rootユーザーを指定したことになります。
exitで元のユーザーに戻ります。
一般ユーザーでログインし、rootユーザーに切り替え、再度一般ユーザーになりました。

suコマンドでユーザー切り替え

4.sudoコマンド

sudoコマンドでは、suコマンドでパスワードの入力が必要ですがパスワード入力なく切り替えられます。
まず、通常ユーザーで、/tail/etc/shadowの読み込み権限がないことを確認し、
sudoコマンドを使用してみました。
求められたパスワードは、一般ユーザーのパスワードで、rootユーザーのパスワードは求められません。

rootユーザーのパスワードが漏洩しにくいというメリットがあります。
誰でも切り替えられてしまうとも思います。

sudoコマンド実行

5.まとめ

Linuxのログインには、3種類ある。
管理者と一般ユーザーではログインできるが、システムユーザーはログイン自体ができない。
管理者ユーザーはシステム全体に影響を与えてしまうので、一般ユーザーでログインし、必要に応じて管理者ユーザーであるrootへ切り替えて作業するといい。

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