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【2022CBL】クリエイティブ林業


 CBLクリエイティブ林業の全6回の講義が終了しました!!
 フィールドとなるのは、丹波篠山市大山地区にある「mocca」。”木のある暮らし”をテーマにしたカフェ・コワーキングスペース・宿泊施設・木の製材や加工スペースなどが一体となった共創型コミュニティ施設です。
 講師は、moccaの立ち上げ、企画・運営に携わっている、株式会社デカンショ林業代表取締役の辻徳人さんです。
 
 moccaには、多くの人が林業に触れ合える様々な仕掛けがあります。このCBLを通して、moccaの施設や辻さんの想いに触れることで、クリエイティブで持続可能な林業のカタチを、9名の受講生と学んでいきました。

講座ふり返り

第1回(7/16: moccaでの活動について)


 初回は、今回フィールドとなるmoccaの施設を色々案内していただきました。moccaができた経緯や、古民家を改修して新たな施設へ蘇らせるプロセス、多くの人が訪れて関われるような様々な仕掛けを教えてもらいました。カフェ、コワーキングスペース、加工場、宿泊所まであり、皆さん興味津々でした…!

第2回(8/20:林業とサプライチェーンのあり方)


 第2回目は、最前線に立つ辻さんだからこそ語れる、林業とサプライチェーンのあり方について学びました。なんとゲスト講師として、ROOTSの曽  緋蘭さんにもお話していただきました。クリエイティブな森づくり・人づくり・地域づくりを考え活動されているお2人からたっぷりお話が聞けて、とても豪華な講義になりました。 
 さらに、この日は台湾からの留学生も聴講に。改めて、moccaはいろんな人が集まる拠点となっていることを実感しました。

第3回(9/3:大工ワークショップ参加)


 第3回は、moccaで定期的に開催されるワークショップに参加させてもらいました。この日はmoccaの建物横に露天風呂を設置するための小屋づくりで、参加者と一緒に交流しながら作業をしました。
 そして、昼食は地元の方に来ていただき、とてもおいしい心温まるごはんを用意していただきました。市外から人をたくさん呼ぶだけでなく、地域の人も巻き込みながらmoccaのコミュニティが作られていました…!

第4回(9/4:山整備)


 第4回目は、受講生全員が待ちに待った山整備です。午前中はチェーンソーの使い方を学び、既に切ってある木を輪切りにする作業、午後からは、実際に山に入り伐採作業を行いました。山に入っての伐採は、平地で丸太を切るのとは全く異なり、足場も悪く、他に生えている木もある中で、伐採すべき木を選択し、倒れる方向も考えつつ切っていくという、体力・精神力ともに必要な作業です。テキパキと作業を進める辻さんに受講生たちは圧巻でした。
 お昼ご飯は、みんなでカレーライスをおくどさんで作りました!絶品…!

第5回(12/17:しいたけ菌打ち)


 第5回目は予定日が雨で延期になったため、約3か月ぶりのCBLでした。第4回で切った木でホダ木を作り、そこにしいたけの菌が植え付けられた駒を打ち込んでいきます。ホダ木に電動ドライバーで穴をあけていくのは、バッテリーがあっという間になくなるほどの、中々パワーのいる作業でした。
 そして、しいたけ菌を植え付けた木を1人1本持って帰ってよいというプレゼントまでいただきました!収穫までは2年近くかかるそうですが、自分たちが伐採した木から育ったしいたけを食べるのを皆さん楽しみにしていました!

第6回(12/17:意見交換会)


 最終回は、受講生全員でこのCBLを通して学んだこと、今後自分のビジネスに活かせそうなことを一人ずつ発表し共有しました。とても充実したCBLだった、山と密接に関われて嬉しかったし、moccaの多様な活動に驚いた、今後も継続してmoccaと関わっていきたいというコメントをいただき、CBLは幕を閉じました。

 全6回のCBLが終わった後にも、受講生は辻さんの伐採作業やmoccaのワークショップに参加しており、CBLでできたつながりが今も継続しています!
 今後、篠山イノベーターズスクール×moccaで新たなチャレンジが生まれることを楽しみにしています。

moccaのInstagramはこちら↓
https://www.instagram.com/since2020.mocca/


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