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Event Report 2024/2/23-24 視点を得るために動き回った楽しい週末の話。

2月23-24日ですがアニクラもですしそれ以外のこともアニソンDJという観点からいろいろ刺激になったことも多いので簡単にレポートを書きます。


2/23 昼 ちょコス@福島市

X(Twitter)のスペースで県内のコスプレイベントを開催する人とフライヤー配布をしていただけるというお話になり、私自身も行ったことなかったので、福島市のコスプレイベント「ちょコス」さんを見学させていただきました。


実際のところアニクラでのコスプレは見たことがあったんですが撮影会を主目的としたイベントは私自身も参加が初でして、主催やスタッフの方とお話したりして参考にできることがいろいろありました。

特に印象的だったのが現在では特に若い人の文化としてTikTokで動画を撮って遊ぶという要素が強いらしく、スマホで音楽をかけながら参加者複数人で踊っている光景が楽しそうでした。

カメラマンさんも数名お話を聞かせていただきましたが、機材やいい写真を撮ることに真剣で、写真の文化が分からないながら楽しくエピソードを聞かせていただきました。
(VJという機材オタクの文化とやっぱり相性いいのかもしれない)

また、この際試験的にスピーカーをお借りすることができ参加者が音楽を流せたので自分が作成したmixを再生させていただきました。

今回のMixは事前の参加表明を見てその要素を入れつつ作らせていただいたのですが、私もコスプレイベントに対する解像度がアニクラより全然なかったこともあり、選曲は正直迷いました。が、今回の経験を経てアニクラに行かない人がどんな曲を聞くのかの視点を得られたと思っています。

セットリストは詳細は載せませんが成分として女性向けコンテンツ、ゲーム楽曲、最近の人気曲、ちょっと前のカラオケ人気曲などを詰め込んだ感じです。

いろんな曲を織り交ぜて作ってみたんですが意外にも反応が良かったのが「踊れる曲たち」でした。具体的に言うとVTuber楽曲の公式で振りがでているものたちとか有名な踊り手さんが振り付け動画をアップしているものとかです。逆に反応があまりなかったのは意外にも「女性向けコンテンツ曲」「最近のJPOP寄りのアニソン」でした。

あとは歌える曲も人気が高かったです。カラオケとかで昔人気の曲とかも歌い手さんやVTuberさんが定期的にカバーするので、割と認知度が高かったです。

そういう意味では女性向け楽曲オンリーとは違ったアプローチがコスプレイヤーさんが多いイベントでは必要になるのかなと思います。「振りのある曲」「コスプレパフォーマンスで流行っている曲」「歌える曲」がヒントになるかなと思います。今回でいうと「さくゆいたいそう」あたりはmixで流れたときみんな踊ってましたし各自のスマホからもよく曲が聴こえてきた気がします。TikTokを見ましょう。

あと、猫ミームはチピチピチャパチャパもですが若い人はハッピーハッピーハッピーのがやや好きらしい

イベントの話をして共感できたことが大きいイベントあるからこそ小さいイベントもあると交流しやすいという視点です。

もちろん100人以上の大規模なイベントも必要なんですが、実際のところ初心者がそういうイベントに参加したとて一人で終わってしまうということは珍しくなく、ゆっくり話してコミュニティを作れるようなイベント、大きいイベントに向けて情報交換できる場、継続的に趣味が気軽に楽しめて場数が踏める場所も大事だと気付かされました。

今回のちょコスでは終了後に座談会的な交流会があったとのことで、そちらには私は参加しませんでしたがXでの反応を見るととても好評だったみたいです。

特にDJイベントはパフォーマンスの性質上DJとお客さんとのつながりを作って集客する!!って方向に行きやすいんですが実際に求められてるのはお客さん同士、新DJ同士のつながりのほうな気がします。どうしても私達はイベントイベントイベント!良いプレイを聞いてもらうんだ!!ってなりがちなんですけど、それがいきすぎても息苦しいと思うので、いろんなスタンスで楽しめたり交流会をメインにする場があってもいいのかなと思ったりしました。なにかを企画する際には参考にさせていただきたいと思います。

2/23 夜 アニメバーIMAIZUMI@福島市

イベントではありませんがフライヤーを配らせていただいているゲーム・アニメバーIMAIZUMIさんにMIXを渡すついでに遊びに行きました。

実際のところ今までフライヤーを配りに行っていたのは平日が多かったので休前日の様子を見るのはお初でした。

その日は4人位のお客さんがいて、途中でカラオケも始まりかなり盛り上がりました。

アニメバー・サブカルバーにおいてDJMIXって相性がいいらしくお客さんが作品について語ったり、そのあとのカラオケで選曲の参考にしたりアニクラとはまた違った反応がありました。

DJmixについてもわざとロングミックス主体でBPMを大幅に転換せずに作ってみたのでつなぎとかの文化が伝わるといいな・・・と思って一部伝わったので良かったです。



あとは「この作品あります?」って聞かれて入れられなかったな・・・となったものもあるので続編作る機会あればぜひ作りたいと思います。

125曲、3時間超という長いMIXですが現地で聴けますので興味のある方はぜひ。

2/23の2つのイベントで共通しているのがDJイベントに慣れてない人に曲を聴いていただけたことです。現地で反応いただけたり、普段のアニクラとは違った反応がもらえたりと私にとっても刺激になりました。ありがとうございます。割とクラブでDJしてるだけだと得られない反応をいただけて楽しかったです。

2/24 昼 ANIMUSEUM 


新潟のアニクラ、ANIMUSEUMさんに遊びに行きました。

前回2023年12月のAniGale!!にも何人か新潟の学生の子たちが遊びに来てくれたのでそのお礼といってはなんですがDJを見に行かせてもらいました。

あと郡山でイベント主催したりコロナ禍でも学生を引っ張っていったタカドくんの卒業回ということもありまして。

学生のアニクラだとアニメよりコンテンツ系の人気が高かったり、自分の好きなものをDJを通して伝えようとする自由さがとても良かったです。学生アニクラ、ほんとに好きなものをドカ盛りで私達に伝えてくれるなあ、という感想でした。

新潟の学生さんたちのDJのレベルも非常に高く、適度に深いオタクを表現しており、非常にいいイベントでした。話してくださった方ありがとうございます。また機会あれば遊びに行きます。

福島県でインカレのアニソンDJサークルとかあったら普通に面白そう・・・誰か作ってください(他力本願)

2/24 夜 Enter@THARTER郡山


2/25は仕事だから遠征を伴うイベント参加ができない・・・としょんぼりしてたところにある方から「郡山で普段アニクラやってない人のアニクラあるよ」という情報を得まして、会場も演者も知らなかったのですが遊びに行きました。


会場であるTHEARTERさんは設備も音響も割とよく、集まる人達も良心的で行く前は不安だったのですがだいぶ楽しく過ごせました。

普段アニクラじゃないところでDJやってる人たちのアニソン像とか、意外な曲が流れたり発見も多かったです。

いろいろ模索しながらアニソンを楽しく聞けるイベントをやってみようという姿勢が感じ取れて、今後もやるのであればなにか関わりを持ちたいと思ったところです。

面白かったのがHIP-HOPの文化にある文化であるラップをイベントで行ったこと。アニメの名前を入れてくれたり、普段はアニメ見てそうに見えないけど実は見てるみたいな感じの歌詞で新鮮でした。

演者さんも過去にAniGale!!等に遊びに来てくれてる方もいたようでそのときに挨拶できなかったのも悔やまれるので、今度こそ顔と名前を一致させたいと思います。

まとめると・・・


・地域におけるミクロなシーンとその繋がりによる重要性がわかった
・小規模なイベントはコミュニティを組みやすくとても大事。交流をどうするかも含めて考えると楽しくなると思う
・DJ自体、イベントとしてきっちり行うのも大事だけどDJを知らない人にDJMixを聞かせてみるのも大事
・個人の本当に好きなものを全力で出せる環境を構築する
・知らないイベントに行くことも勉強になるし自分が初見のお客さんだとした場合の追体験ができる
・紙によるフライヤー配布等によりイベントの存在が認知されてきたことを確認できたのでこれは継続していく。


ということでアニクラじゃないイベントも含め2/23-24までのイベントを楽しませていただきました。ここから得られるイベントモデルなどについて今後まとめられたらとは思いますが、これからもこういう知見を得られる場には顔を出したいと思っていますのでお会いした折にはよろしくお願いします。

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