見出し画像

神職救急救命士が語る 感染症と神信仰

スペイン風邪は三年間にわたって世界中で猛威を振るいました。世界総人口の三割近くに当たる約五億人以上が感染し、数千万人もの方々が亡くなられたといいます。

その猛威は日本にも上陸し、大本の出口王仁三郎(1871~1948)はその惨状をご覧になって、次のようにお示しくださっています。

「世界は兎も角として日本内地に於ける恐るべき流行感染は漸く猖獗(せうけつ)(※意味=悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威を振るうこと)の兆を現し、現に綾部から目と鼻との間に在る新舞鶴町にさへ、日々十人平均の死者が出来るように成った。今後気候の激変に連れて益々蔓延と共に悪性化せむとするで在ろう。国民は益々衛生上の注意を怠らざると共に正しき浄き神の信仰に依りて、心身の健全を計らねば成らぬのである。政府当局では愈々となれば今度こそは総べての興行物を停止し、学校も休校を断行し積極的に防遏(ぼうあつ)の手段に出(い)でいられたいと共に、敬神的の行動を国民が採る如(よ)うに注意して欲しい」(大正九年一月一日号『神霊界』)

衛生管理、生活面における感染防止対策の必要性とともに、国民に対して、神様を敬う行動、正しい信仰の在り方、大切さを広く訴えておられます。

感染防止対策という医科学的対処は極めて重要ですが、一方非科学的とされる信仰についても重要であると訴えています。どんなに文明文化が進歩発展したとしても正しき神への信仰を忘れてはなりません。

よろしければサポートをお願いいたします。いただきましたサポートは、赤ちゃんの命を守る活動。鎮守の杜の維持や植樹。日本の伝統文化を守るために使わせていただきます!