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夢まぼろしの道標

維新の人
「私は、少子化の第一の原因というのは長寿化だと思うんですよ。」

https://twitter.com/MMT20191/status/1662577613708349440?t=R4hh_HA63uJy9l2o7vAO0g&s=19

長寿化社会だからこそ少子化が問題として顕在化するのは確かだと思うので、そうだね〜という気持ちしかない。リプ欄がなかなか荒れていることに驚いた。
長寿を是とする風潮は、相変わらず強い。

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長寿化は、生活水準の上昇や延命技術の発達によるものだが、残念ながら、肉体や精神の強度を現役のまま保っていられるわけではない。個人差はあれど、しっかり衰えていく。
そして、衰え続ける機能を補助するための手厚い福祉はお金がかかる。人手がかかる。負担する現役世代は減っていく一方なので、支えられる長寿化に歯止めをかけなくてはならない。

以前、成田悠輔氏の高齢者の集団自決発言が話題になったが、こちらにもそうだね〜という気持ちしか湧かない。
物理的でなく社会的に、自主的に自動車免許を返納するように、御自ら表社会からフェードアウトしていけるような仕組みが作れないものかと思う。
そして、フェードアウトしてからこそ楽しく暮らす手段があるのではないか。


私の父母(70代)は、老人会のメンバーとして、毎日のように麻雀やマレットゴルフに励んでいる。
公園の草むしりや神社の掃除もするらしい。小学校の登下校見守りもしてくれる。ありがとうございます。

老人会という高齢世代の共同体は、(話を聞く限り)かなりの人間模様が渦巻いているようで、たいへん面白い。(元)偉い人も、(元)平社員も、(元)お色気で世を渡ってきた美女も、(元)お局様も、既婚者離別者未亡人独居老人、元気も死にかけもよみがえりも、誰でも彼でも一緒にわちゃわちゃやっているらしい。

最近は新規メンバーがなかなか入ってこないのが悩みとのことだが、定年したら地元の老人クラブに入会しないと損!くらいの公助はあってもよいのではと思う。
まじであそこの、衰え続ける機能を補助するための手厚く厚かましくお節介な共助は凄い。強い。

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話は変わる。
先日、敦盛ルネサンスという言葉を教えていただいた。

良いなあ、と個人的にひっそり推している。
人生は儚いもの。

たとえば出産ひとつとっても、産めるなら早いに越したことはない。まだまだ若いから、と下手に考えを巡らせたり知識ばかり増やしてしまって結局あとの祭り、ということも少なくないのではないか。
自分が子を成しやすい体質かどうか、成人式のお祝いに一斉検診しても良いのではと思う。

成人年齢も引き下げられたことだし、みんなもっと早く、一人前の大人になろうとすればいい。自律や自立の楽しさを知ってほしい。飛び級制度も作ればいい。自分の得手不得手を早めに把握して、できるところは誰かを助けてあげられるくらいガンガン伸ばせばいいし、苦手なところは誰かに頼る方法を覚えたらいい。

なにか特別大きなことを成し遂げる必要はない。
誰かが打ち上げた花火を眺めて楽しむのも良い。
私は不惑を越えたところで急に走り出したから、できることは少ないけれど、ポジティブな生き急ぎ信仰をもって生きていこうと思う。健康第一。


そしていつかご隠居さんになったら、朝からハイボール飲みながら麻雀ぶつのが夢。

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