2年前に引退し、プレーヤーではなくなった今も、イチローという野球人は、とても気になる存在だ。

　あの日、深夜に及んだ引退会見での「打席内での感覚の変化」に関する質疑を思い返してブツブツ言ったり――

　SMBC日興証券のYouTubeページを見て楽しんだり――

　シアトルへ遠征してきたエンゼルスの大谷翔平と野球談議をしているニュース映像を見たり――

　2年前のNumber（985号）をぱらぱらめくり、川﨑宗則が「ショートを守るイチローさんも見てみたいんです。動きは柔らかいし、いいボール投げるし　～中略～　三遊間の深いところからどうやって身体を使って、どんなボールを投げるのか、見てみたい」と語っている記事にうなずいたり――

　で、だいぶ前から気になっていたことも一つ、思い出した。

　‪過去にあってもよさそうだけどなくて…‬あったのかもしれないけど、見つけられず。本当になかったのだとしたら、どうしてか…‬‪

　実は人気タレントたちにあるという“共演NG”みたいな関係なのか？‬ もしそうじゃないのだとしたら、‪いちばん読みたいor見たい、と長いこと思いつづけているのが――‬

《前田智徳×イチロー》‬

　の対談。

　気になっていることはいくつかあるけど、やはり…イチローがシーズン210安打を放ちトッププレーヤーに駆け上がった1994（平成6）年、前田が「内野安打でヒットを稼いで楽しいか？」みたいなことを言った、という話が一番か。

　若さゆえというべきか、前田らしいというべきか。いちばん尖っていた頃？ のこと。不愉快だったろうけど、イチローがどう反応したかを伝える番組や記事を見たり読んだりした記憶が、ない。

　当時どう思い、そしていま、お互いどう感じているのか。もしほんとに"共演NG"なのだとしたら、この件が一因なのだろうか（実は"NG"でもなんでもなく、プライベートでも親交ある間柄なのか）。

　いまとなっては、前田にとってはバツが悪く、あまり触れられたくないと思っているかもしれない話か――

　ちょっと何言ってるかわからないんですけど…な、難解な内容になったっていい。自分たち素人にもわかるように、なんて解説や気遣いもなくていい。この二人が野球、バッティングの話をしている光景を見たい（可能なら立ち会いたいw）し、読みたい。

　同じように思ってる人、けっこういる…気がする（そうでもない？）。

［敬称略］