『イスラムと仲よくなれる本』今後の学校教育に必要(世界の歴史)
外国人労働者として日本に移住するインドネシア、マレーシアなどのムスリムが増えている。今後も増加することは間違いない。そんなとき、たとえば学校の同級生にムスリム(イスラム教徒)、ムスリマ(女性信者)がいたらどう接したらいいのか、彼らの習慣はどうなのかを知る機会が増える。宮城県の作成した先生用の『教育現場におけるイスラム圏児童・生徒の受入に関する事例集』(PDF)と合わせて活用すると効果的ではないだろうか。
著者の森田ルクレール優子さんの経歴が面白い。
本書にもあるが、日本では超レアなムスリムだが、世界というフィールドから見たら日本こそ超レアな国なのだ。
また、ムスリムでは宗教勧誘をしないこと。宗教には強制があってはならないことなど、私たちが宗教から抱く感覚とは違うことなど、基本的な考え方にも触れている。
日本の学校教育にムスリムが入ること。これは異文化を認める考え方や、日本というドメスティックな環境とグローバルは違うということを認識させる貴重な体験になることだろう。そんなとき、摩擦があればその理由、地平の融合が図られるならばその方法を学ぶことは重要なことだ。
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。