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『オットーという男』SAVE THE CATの法則が使われるタイミングが面白い

 スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』を、トム・ハンクスの主演製作でリメイクした映画。アメリカの集合住宅に住む不機嫌で近寄り難い人物が主人公のオットー。近所に引っ越してきた正反対のメキシコ人家族とのふれあいによって、少しづつ心が再生していく。

 主人公の過去を並行して描きながら、現在の状況を伝えていく方法はよくある手法だが、最初の段階でなく、ある程度物語が進んでから、『SAVE THE CATの法則』が使われ、観衆を深く引き込む手法も面白く感じた。

 同時に多民族国家であるアメリカの黒人、メキシカンとの関係を一つのコミュニティーの中で描くことで、リベラルなアメリカ人の共感を呼ぶように描かれている。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。