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身体からのアプローチ

前回の「生きるということ」の文中で、頭でっかちになって大変な時の対処法について二つほど書きました。

今回はその一つの「深呼吸」をもうちょっと細かく深く展開してみます。

深呼吸とは?

もちろん、深い呼吸のこと。
大きく吸う、吐く。

よく「吐くことを先に」といわれてますが、先に吸いたいならそれも良し。

(*いきなり全力全開でなく、通常の呼吸から少しずつ深くしてみてください)


吐く時は肺の中の空気を出し切ること。
そして身体の中の気も息と共に出す。
頭の中でごった返しているエネルギーも、それに乗せて外へ運ぶ。

空気を吐き出すというより、自分の中の気持ちや想い、今の自分そのものを「明け渡す」という感覚。

世界に自分を受け取ってもらう、という様な感じ。

自分が遠くまで広がっていって、果ての方で境目がなくなり溶けて消えていく様に。

出し切って、自分が地軸の様な芯だけになったら、そのまわりに気が集まるように、自分の表皮が大きな袋の様に感じながらその中に空気を吸い込んでいく。

世界を自分の中におさめていく感覚。

心地よく満ちたら、また明け渡していく。


続けていくうちに、意識が洗われていく様な感覚や、色々な気付きが出てくることもあります。

逆に思考が出てきてしまうのは、意識が頭に偏っているのかも。

脳にも意識は少しだけ残しつつ、身体全体が自分とみたててトータルにとらえて、呼吸してみてください。

思考と感情は呼吸に込め過ぎない様に。

何かを求めて呼吸しない。
ただ広く深く、豊かであること。

さて、この深い呼吸には更に様々な技法があるのですが、また書き出すと長いのであらためて。

天と地と。
この世界の大呼吸。

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