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【海外就職】ブランク10年以上、資格・学歴・コネなしで就職した方法

将来海外に行って、知らない世界を見てみたい

先日、記憶もなかったのだけど、学生時代からの友達に言われました。あの時はスポーツばかりしてて「夢に海外に行きたい」とも思っていないような生活を送っていたけれど、

わたしは就職して4年後に、海外に行って、バックパッカーになって、今まで見たことも経験したこともないものに出会え、思いもよらない人生に手繰(たぐ)り寄せられ、香港で出会った男性と結婚して香港へ移住。

知り合いもいない、広東語も中国語(北京語)もしゃべれない、全く何もわからない状況の中で始まった香港での生活だったけど、出産し、育児をし、それなりに香港で山あり谷ありの生活を送り、働かなければいけない環境になり、それが海外でのワーキングキャリアの始まりでした。


▪️再就職への道・海外就職

香港で共働きをしていない家庭は本当に稀でしょう。ただ、夫は海外にきたばかりのわたしに負担をかけまいという気持ちと「子育てを自分の手でしたい」というわたしの願いを10年間叶えてくれました。

その後、夫が働けなくなりました。その時思ったんですよね。「外国人だけど、語学も上手くないけど、家族のために大黒柱にならなきゃ」と。

だけど、その時、壁になったのが、学歴がない・資格がない・コネがないこと、そして、仕事から離れていて、経験もない…ということでした。

海外で”働く”という挑戦をすることが怖くて仕方がなかったものです。正直、海外で働くのに必要な英語さえも、日常英会話が少し成り立つ…くらいの状態。TOIECのスコアは人に言えたものじゃありません。履歴書に書くような特別なこともない状況からの職探しでした。

当時、すでに30代半ば…仕事なんてあるんだろうかと不安で仕方ありませんでした。

▪️日本人が海外で働くための情報収集

まずは、日本人が海外(香港)で働くための方法を現地で探してみました。

ー海外でどんな企業で働けるの?

・海外進出している日本企業。または、日本人オーナーの会社
・地場企業、香港の企業
・香港へ進出してきている外資系企業

ー職を得るには?応募の方法は?

地元新聞やフリーペーパーで出されている求人広告
 地元新聞やフリーペーパーで出されているものに直接応募する方法です。

・日本から海外就職を斡旋しているところに登録する
 私自身は、海外在住者でしたので使っていませんが、日本からチャンスを掴み取り方法もあります。

人材紹介会社(日系・外資系・地場(香港))に登録する
現地にある人材紹介所、斡旋所に登録しておけば、企業とマッチングしてくれ面接を設定してくれたり、入社してから3ヶ月ほどの本採用になるまで、企業側にも、採用された側もフォローアップをしてくれます。

通常は、日系紹介会社を利用した場合、採用側の企業がサービス使用料を払います。しかし、外資、地場系の人材紹介会社は、企業と求人者が正式に働くことが決まったその後から両者に毎月支払いが生じるようなサービスもあるようです。
登録前に確認しておいた方が良いでしょう。

※わたしは日系の人材紹介会社 3社に登録しました。

▪️履歴書・職務経歴書の準備

中身のない書類に涙

人材紹介企業に登録するためには、履歴書と職務経歴書、あれば推薦状が必要にななります。わたしも日本語版と英語版をそれぞれ準備しました。(当時は香港ではじめての再就職だったので、推薦状はありませんでした。)

実は、香港に来てから10年間とその前2年間はオーストラリアに行ったり、バックパッカーをしていたわたしは、子育て期間も含めるとブランクは12年もあり、しかも資格も学歴も経験も非常に乏しいものでした。

英語の履歴書・職務経歴書は、Googleなども使用しながらそれ相応に等しい表現、できる風な表現になるように気をつけながら作成しましたが、きっと皆さんがイメージするような”海外で働きたい人のような素晴らしいバリバリの履歴書”でも”職務経歴書”でもありませんでした。どちらかというと”スカスカ”、こんなの書いたら笑われるんじゃないか?と思うようなことも、空白が多かったので書いて埋めたりしたものです。

▪️人材紹介会社での面接

登録のために人材紹介所のオフィスに行きました。

そこでされたのは

・書類チェック
・日本語での面接
・英語での面接
・広東語での面接

など。

書類をチェックされ、面接では、企業面接ばりの面接がされます。ただ、担当者の方は非常に優しい、柔らかい感じの人でしたが。

上記では、英語や広東語での面接と書いてますが、それはわたしが履歴書に「英語」「広東語」堪能、ビジネスレベル、日本語はネイティブと書いていたからです。

当時の語学のレベルは、ウソはついていないつもりでしたが、のちに自分を振り返った時にはすごく恥ずかしいレベル。同時にTOIECのスコアと証明書も提出してますが、確か500点代だったように思います。ラッキーだったのは、正直言うとわたしは、書くのは得意ではなかったのですが、話すのは得意だったのです。しかも、面接のため聞かれるであろう質問は、準備していたので問題はありませんでした。

面接が終わり、登録が正式に終わると
「後日、ここはと言うところがありましたら、企業のご紹介をいたします。」そう言われましたが、待てど、待てど連絡がきません。確か、2週間くらいたった頃に1社は外資系企業。もう1社は日系企業での面接にこぎつけました。

▪️意外なところからのご縁

実のところ、人材紹介会社で登録後、なかなか連絡がなかったこともあり、同時期に友人知人に声をかけていました。

「今から仕事を探がす必要があって…フルタイムで働きたいのだけど、もし、日本人で英語と広東語が少しばかりできて、CS(カスタマーサービス)の仕事を募集しているところがあれば、お声がけください。基本新しい仕事もやります!!」

と、とりあえずまわりに言っていたんですね。

その中のひとりを通して、ある日系企業様からお声をかけてもらう機会がありました。「〇〇さんの知り合いなら、安心できる人だろう。一度面接をしたい。」と言ってくださったそう。それから、すぐに面接に行き、その日のうちに採用をいただました。そのご縁で、その後この会社で10年間働くことになったんですけど、当時の面接してくれた上司に採用の理由を聞くと

・根性がある
・信頼ができそう
・成長してくれそう
・語学(話すのは達者)が少しできている
・国際結婚をしてるから、海外の人ともうまくコミニュケーションができるだろう
・ビザの問題がない

だったそうです。
当時は、アパレル業界の成長が右肩上がりで、多忙を極めていたこともあり、キツ過ぎて辞めてしまう人も多く、「根性ありそう」が採用に繋がったようです。笑

▪️まとめ・心構え

結果的に友人の紹介で巡ってきた日系企業で働くようになった私でしたが、人材紹介会社からの紹介してもらった企業にも受かっていましたが、丁重にお断りをさせてもらいました。

海外就職でポイントになったところがあります。
(後に私も管理者となり、面接も多くしてきた中で言うと)

1、「準備はやれるだけやって」挑戦すること!
2、自信がなくても、自信があるように振る舞い、行動すること!
3、自分のしたいこと、希望することをまわりに伝えること。
4、いつチャンスが来てもいいように準備。チャンスの機会が来たらすぐ掴む。
4、行動を起こしながら、学習する(準備事項や語学、資格)。
5、愛嬌と笑顔は忘れずに。
6、成長する要素を持ち合わせている人材と思ってもらうこと

もちろん、語学ができたに越したことはありません!経験もスキルもあった方がいいですが、ないという方は、何が求められているかを自分でも調べて、”挑戦あるのみ”です。何が起こるかわかりませんから。

今回は、わたしのはじめての再就職の経験を書きました。

少しでもお役に立てたら嬉しいです!

この後、40代で転職をしますが、その時には、今回とは全く違う状況です。求められるスキル・経験・実績は全く違っていました。また、このことに関しては、別途書いていきますね。

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