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86分に失点し3分後に逆転を許した試合


Hola! こんにちは!

前日第9節を終えて、この気持ちが薄れる前に文字にしてしまおうと思います。

結果から説明します。

アウェイにて、前半0-1

(前半ラストプレーで先制)

後半86分に失点。1-1

後半89分に失点。2-1

(公式記録には89分と書いてあったけど、多分あれはロスタイムですね。)

タイトルの通り、3分間で2失点し勝ち点を失いました。


昨日感じたことを全て書いていきたいと思います。


まるで戦争のようなサッカーだった



スペインでは毎試合グラウンドの大きさが違います。

私にとってはこっちに来て衝撃の1つでした。

「今日のグラウンドはsuper grandeだよ!」
(めっちゃでかいよ!)

「今日はCampo de pequeño!」
(今日はちいさい!)

これを毎回言われます。

私のデビュー戦はCopa(カップ戦)でAlcolazです。

ここは、ウエスカの男子が普段試合するグラウンドだったので、正規の大きさでした。

しかし、リーグホーム戦は、女子が使うSan Jorgeというグラウンド。

最初、なんでミーティングでわざわざ私を名指し、グラウンドの大きさを伝えてくるんだろう。

そう思っていましたが、

蓋を開ければまあ大変。


4年間、当たり前のように正規のグラウンドでプレーしていたわけで、

グラウンドが小さい+αスペイン人の寄せ方に

だいぶ苦労してしまいました。(今もしてる)


上手にコースを消しながら、

足ごと駆られる守備、

いつもと違うスペースの大きさ。

男子のグラウンドで、

2部のEspañolとやった時は、

「あれ、思ったよりもスピード感通用するわ」

と思っていたら、毎試合そうとは限らないんですよね。グラウンドのせいで。

スペースとは、時間を作り出してくれます。

スペースがあれば、ボール、自分が到着するのに「時間」を与えてくれます。

また、多少の「思考」する猶予もあると思います。

しかし、これが小さなグラウンドになると、

ボールが来た瞬間には、 

次の判断していないと、

簡単にボールを失います。

toma de decisión!と教えてもらいました。

直訳すると意思決定。

綴りが合ってるかは知りません。

「よく、小さい子たちに言う言葉だよ!」

ってコーチから言われました。笑

23歳で知りました。笑 

けど、ものすごく大切。当たり前だけど、

ボール貰う前に考えておこうね。

に近い感覚なのかな。



そう。話が逸れましたが、

昨日のグラウンドはめっちゃpequeñoでした。

今まで史上初。

キックオフゴール狙えるくらい。


そして、天然芝。

と思ったら、ほぼ雨上がりの芝の公園。

これは芝じゃなくて泥や。

少年団の時に大崎公園でサッカーしてたのを思い出すレベルでした。


そうとなれば、

安易なバックパスは判断から消え、

背後のスペースはほぼ皆無なグラウンドでどう戦うのか。

1つ1つの決断が大切になります。



相手のサッカーについて


もう、相手はここがホームとするチームなら

高い位置からプレッシャーをかけて、

ミスを起こさせます。

そして簡単に背後に蹴り込み、

勢いよく相手陣地に入り込んできます。

相手の監督もlechase!!(こぼれ球)

segunda!!(セカンドボール)

と叫び、
FWの選手に対する声掛けも熱く、サイドにハメたい気持ちが溢れ出てました。

これが狙いなんだろうなと。


というのも、私は後半からの出場でしたので、45分間、ピッチ状況、相手の質、監督、審判、味方の状況を観ることが出来ました。


90分通して、

空中にボールがある時間の方が長かったような気がします。



そして、プレーした町はだいぶ小さな町でした。

前日から、行く町は小さいからファンが熱いよ。

すごくアウェイに感じると思うよ。

と、仲良しのスペイン人さんの彼女さんからお話をしてもらってたので、想定内でした。


別に2000人も人は観にきてない、

それでも観客席はほぼ満員で、

ファールが起きれば大騒ぎでした。

応援歌などないけど圧を感じる観客席。




•グラウンドが小さい

•芝とは言えないグラウンド

•熱血的な相手サポーター

•ダイレクトなサッカー

この最悪な条件が揃った中、

臨んだアウェイ戦でした。


前半を1-0で折り返したこと


これは本当に素晴らしいことだったと思います。

入りから慎重に、警戒しつつ、終了間際点を取れたこと。

大きな自信にしていいと思います。


0-0でも問題のない中、1点奪えたことは

120点つけてあげたいくらいです。




今日の試合は後半が1番大切


スタートのメンバー発表が終わるとすぐにアップに移ります。


その前に監督から、

「いい?萌、今日の試合は後半がスーパー大切。だから、あなたは後半開始と同時に頭と身体をピークに持ってきなさい。前半はアナリストとして試合を見続けなさい。」

(一応こうやって解釈しました)

ゆっくり、一つ一つの単語を汲み取りやすく話してくれるのでとても助かります。


前半、試合中でもシステムの変更があったり、

ダイレクトなサッカーが続く中、中盤での攻防、セカンドボールの奪取率、1stの競り合いが肝になると思いました。


そして後半から戦場に送り出されました。



ゲリラ戦


10月から個人分析をしてもらう中で、

セカンドボールの奪取や、

スペースに運び出すこと、

そして長距離のスプリント回数を増やすこと、

個人における課題と向き合いながら、チームの勝利へと結びつける45分間が始まりました。


見えないところで足を引っ掛けられ、

抜け出す瞬間には猛烈なタックルをしてくる。

流れが悪い時には大いに痛がり、

試合の時間を止める。

ああ、闘い方がずる賢くて面白いな。


そう感じた45分間です。




ということで、今日はここまでにします。



後半戦の流れは、

ビデオをしっかり観てから書きたいと思います。





ではまた〜!

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