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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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2019年9月の記事一覧

酒と肴と、僕の「顔」と。

「酒 肴」と書いた灯りが見える。店内はいつもいろんな人で溢れかえっている。 仕事帰りのひとりのおじさん、楽しい会話に花を咲かせるカップル、久しぶり会った地元の友達二人組、日本酒が好きなお姉さん、いろんな人たちが立ちながら酒と肴を口にする。酒と肴と口にしながら、表情が変わらない人や感想が声に出てしまう人いろんな人がいる。 僕もそこにいる人のうちの一人だ。 最近できたばかりの引き戸を開けると、「まいど!」といういかにも大阪の居酒屋といった挨拶が飛んでくる。 店員:「今日は

あの夏の日々から、大切な贈り物が届きました。

夏が終わりを告げようとしている。 うだるような暑さは、そろそろ残暑と呼んでもいいだろうか。 真っ青な空に浮かぶ綿飴のような入道雲も、あと何回見られるだろうか。 蝉の鳴き声は、あと何日続くのだろうか。 夏は嫌いだ。でも、季節が移ろっていく頃はなぜか毎年ちょっぴりせつなくなってしまう。 また来年、きみと会える頃には「夏は嫌いだ」って言ってるんだろうけど。 きみが去ろうとしている今になって、別れを惜しむだなんておかしいのだろうけど。 夏の思い出 両親の実家が鹿児島県だから、「

服を身に纏う。そして、生活を彩っていく。

ここ最近いろんな服を着るようになった。古着屋に行ったりもするようになったし、いいなと思った服を着るようになった。 もともと服は好きで、いろんな服を買いに行ったりしていた。 でもいつからか、そんな感情もなくなっていった。 不安に飲まれ、なにもかもを削ぎ落としていた 実はこの2、3年ぐらい服を選ぶことをめんどくさいとしか思えなかった。 きっとそのころ、体中に不安がまとわりついていて、服を選ぶことにすら楽しみを見出せなかったんだろう。 仕事のこと以外考えている余裕なんてなか

大学生諸君へ捧ぐ、読書のすすめ

大学に入ってから自分の興味や関心のあることを知りたくて、本を読み始めた。 今28歳になってみると、「とりあえず読書を始めたい大学生向けの本の見つけ方と読み方は書けるかな」と思ってnoteにしてみた。 「自分の興味や関心にあう本の見つけ方とその読み方」を書いているので、オススメの本を知りたい人は他をあたってほしい。 素敵な本と出会い、読み方のコツを押さえて本を読めば、自分の根底にある感情の動く瞬間や潜在的な興味などがわかってくるかもしれない。 ただ、読書で自己理解が深ま

知ったつもりだった「子どもを育てる」ということ

つい先日、何年ぶりかわからないぐらいに知人たちと花火をした。 ひさしぶりに夏っぽいことをしたなーとも思うが、そんなことを書きたいわけではない。 僕ももう28歳なので、周囲の知人はまあまあの割合で結婚していたり、子どもができていたりする。 僕はその波に乗り遅れているわけだが、まあその話は一旦おいておく。 そんな僕が珍しく季節にあったことをしていて、感じたことがいくつかあった。 子どもって最高にかわいい 現在2歳の知人の子どもと一緒に花火をした。 とにかくかわいい!もうか