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知ったつもりだった「子どもを育てる」ということ

つい先日、何年ぶりかわからないぐらいに知人たちと花火をした。
ひさしぶりに夏っぽいことをしたなーとも思うが、そんなことを書きたいわけではない。

僕ももう28歳なので、周囲の知人はまあまあの割合で結婚していたり、子どもができていたりする。
僕はその波に乗り遅れているわけだが、まあその話は一旦おいておく。

そんな僕が珍しく季節にあったことをしていて、感じたことがいくつかあった。

子どもって最高にかわいい


現在2歳の知人の子どもと一緒に花火をした。

とにかくかわいい!もうかわいい!歩いてても座っててもかわいい!かわいいの化身!という感じだった。
電車が近くを通ると、花火そっちのけで電車に目がいっちゃうあたりもかわいくて、ずっとかわいいと言っていた記憶しかない。

僕のけがれきった心もこの日だけで8割5分は浄化されたと言ってもいい。残りの1割5分については、生来のものなのでお許し願いたい。

まあそんなこんなで花火を少ししただけだったけど、やっぱり子どもは最高にかわいいなという結論になった。

子どもをつれて歩くことの大変さ

僕はまだ結婚もしていない、子どももいないので、「子どもを育てる」ということの大変さを身をもって知っているわけではない。

そんな僕が花火を終えた帰り道に、知人の子どもを駅まで抱っこしたり、手をつないだりして連れて行く役割を仰せつかった。

そこで感じたことが2つある。

頑張って一緒に歩く僕と知人の子どもの写真
(※ヤクザの下っ端が子どもを連れ去ろうとしているわけではないよ!)

(1)めっちゃ予測不能な動きをするから怖い
一緒に手をつないで歩いていたら、急に草むらの虫に釘付けになりながら歩いたり、バイクが通ると「バイク!バイク!」と言いながら急停止するなど、もう予測不可能でずっと気を張っておかないといけない。

(2)抱っこすると物理的に重い
2歳とかでもめちゃめちゃ思い。残念ながら僕の腕にはPCをタイプする筋力しか残っていない。その結果、僕の上腕二頭筋と上腕三頭筋たちはプルプルと振動し続けていた。もちろん翌日はPCをタイプする手が震えていた。

もう予測不能な動きするわ、抱っこしてても歩きたくなったら下ろさないといけないわ、また抱き上げるのも腕がプルプルするわで大変だった。

(※だからヤクザの下っ端が子どもを連れ去ろうとしているわけではないよ!)

親ってめちゃくちゃすごい


この日、「子どもってかわいい」という感情と「子育てってこれ毎日するんか」という相反する感情が同時に生まれた。

現在28歳なので、小・中・高校の友達や大学の友達だって結婚してたり、子どもがいたりする。

そして、28歳で子育てしてるのってすごいなとしか思わない。いやていうか28歳じゃなくても、すべからく親ってすごい。

きっとぐずったり、泣いたりもするし、わがままを言い出すことなんて、日常茶飯事なはずだ。

それを日々、当たり前のこととして関わっていくことのすごさを痛感した。

もうちょっとだけ親に感謝した


もともと親に感謝していないわけではない。けれど、この日の経験を踏まえて、また少し親への感謝が深まったように思う。

・出生時点で午前2:59なんていう最高に迷惑な時間に生まれる。
・白鳥に餌をあげていたら、段差から落ちて一時的に片耳が聞こえなくなって、心配をかけたりした。
・めちゃくちゃ人見知りで、小1の学童のドッヂボール大会で知らない子がいるのが嫌で泣いて参加しなかったりして困らせた。
・小中学校で友達とあまりうまくいかなくて、親に電話されたこともあった。
・就職はしないと言い張り、NPO法人をつくるなどもした。
・挙げ句の果てに、ストレスが爆発して適応障害になり自殺企図などもした。

「こんな息子がいたらたまったもんじゃねえな…」

自分でもそう思う(笑)
きっと僕が覚えていないだけでもっと苦労させたし、困らせたのだろうなと思う。

それでも見守り、育ててくれたことを再認識して、今までよりもうちょっとだけ親に感謝した。

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