伊ノ屋

従来の固定観念や価値観に縛られない 自由な発想をクリエイトし行動しています

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マガジン

  • 即興創作童話集

    子供が小さかった頃に創った創作童話です。 ぱっと思いついたテーマを元に、即興で内容を考えながら子供に話していた作品を清書したものです。

最近の記事

ほら穴とヘビ

ある村にそれはそれは大変利口な小太郎と言う男の子がいました。 困ったことがあると小太郎に聞けば全部解決してくれたので、村の人達はいつも大助かりでした。 ある日、村の村長が小太郎の元へやってきました。 村長は困った顔をしてこう言いました。 「山へキノコを採りに行った村人達がどこかに消えてしまったのじゃ。何とか探してくれぬかのう?」 「わかりました、ではその山へ連れて行って下さい。」 小太郎は快く引き受けました。 そして次の日、村長と小太郎は山へ村人達を探しに行くことに

    • いなくなったカメ

       子供がハムスターを飼いたいと言ってきた時に、生き物を飼う事への責任感を物語風に話せば上手く伝わると思い創った創作童話集の1つです。 その結果「こんな事になるならもう飼わない!」と言われてしまいましたが💦 それでは第3話 いなくなったカメ はじまりはじまり〜! お祭りの出店で父に頼み込みミドリガメを買ってもらった。 「たかしはもう10歳なのだから責任を持って自分で世話するんだぞ!」 「うん、わかったよ父さん!」 僕はそう答えた。 最初のうちは一生懸命世話していたが、

      • 鏡の中の魔女

        子供も大きくなり少し怖い話に興味を持ち始めた頃に創った短編創作童話集の中の1つです。 内容は毎回即興で子供に話しながら考えるのですが、トラウマになり鏡嫌いになってしまっても困るので怖さレベルを調節しながら話すのが難しかった記憶があります。 それで第二話 鏡の中の魔女 はじまりはじまり~! 大好きなお母さんがいなくなり明日でもう3年になる。 僕が9歳の時に不治の病で天国に行ってしまった。 僕は生前母が毎日使っていた手鏡を形見として貰い、そしてその手鏡を母の事を想いながら毎

        • カラスの色はナゼ黒い?

          子供が小さかった頃聞かせていた私オリジナルの短編創作童話集の1つです。 内容は毎回即興で考え、子供の反応を観て話しながら次の展開やオチを考えたりと、私自身も楽しみながら創った童話です。 毎回即興ですので奇想天外で矛盾する事は沢山ありますが、逆にそれが子供の興味を強く引く結果になったりと面白いものです。 それでは第一話 カラスの色はナゼ黒い? はじまりはじまり~! 昔々のおはなしです。 ある国に全身純白に輝くそれはそれは美しいカラスがいました。 カラスは自分でもこの純白で

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