世界征服の目的

「13歳からの世界征服」を読み終えた。

一言で言って刺激的な本であった。これをもっと若い時に読んでおけば…!とは思わなかったが、学生たちの質問に本質をついた回答。「まともな」大人が聞けば眉をひそめる可能性が高いが、当たり障りない回答に比べて、的を得ている。こういうの、好き。
しきりに本書では世界征服が勧められているが、理由は的を得ている。自分の生きているうちに達成できるかわからないことを目標にすればそこに至るまでの障害は些細なことに過ぎないということである。今ある問題は自分にとってとてつもなく重大な問題であっても、世界征服くらいのスケールで見れば大したことではない。悩んでいるだけムダだ。

そもそも人の悩みなんて大体がどうでもいいこと(聞いて欲しいだけ)か答えの出ていることなので、世界征服する心持ちで生きていったほうが楽しいよね。

いま、40歳を前に学生時代の悩みとかを思い出していたのだけれど、まあ、ほとんど覚えてないか、どうでもいいような事だなぁとほのぼのする。悩んでいる自分や時間が好きだったのだな。きっと。

そんなこんなで、若い人にはその悩みは大丈夫、しばらくしたら忘れるか解決してるよって言いたい(言わないけど)。ちなみに息子に同じこと言うと妻に怒られるので、やめときます。

ではまた。

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