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Cognitive Behavior Therapy #4

瞬間的に浮かぶ考え「自動思考」

翌日にプレゼンを控えていて、その準備状況について尋ねられたとき、ふと「うまくいかなかったらどうしよう」「たぶん失敗する」という思考が頭の中を通り過ぎていった――プレゼンではないにせよ、似たような経験をしたことはありませんか?
何かの出来事があったとき、特に根拠もなく瞬間的、反射的に頭に浮かぶ考えやイメージがあり、これを自動思考といいます。自動思考にともなって、さまざまな感情が湧き、何かしらの行動が起こります。
自動思考が浮かぶこと自体はごく普通のことですが、問題となるのはその内容です。たとえば、うつ病や不安障害などでは、極端かつ否定的な自動思考が多くみられます。このようなネガティブな自動思考が運悪く現実のものとなってしまった場合、ますます確信を深めてしまうという悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。

自動思考をつくる「スキーマ」

自動思考の奥底には核となる信念のようなものがあり、これをスキーマ(中核信念)といいます5。スキーマは、過去の経験やトラウマ、人間関係、成功・失敗体験などをもとにつくられるいわば「心の法則」です。考え方に特定のパターンやくせをもたらします。
スキーマは自動思考の生成に影響を与えます。
単に寝不足だったり、忙しかったりするだけかもしれないにもかかわらず、「私は愛されない」という否定的なスキーマがあるため、どれもマイナスの自動思考が生じてしまっています。うつ状態のときはマイナスの心の法則が優勢になりがちで、うつ病の症状改善や再発予防には、このようなスキーマへの介入と修正が効果的であることが示されています

https://soudan-e65.com/care/point/cbt/

Y:認知行動療法の続きを学んだ
W:語句の意味は理解した。自動思考については、成功体験の有無、多さに影響されそうに感じた。
T:

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