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何故インターなのか?インターへの憧れ①:ショートカット

髪型の話ではない。道のりの話である。

遠回りをしてここは説明したい。
一般入試を経て入学した大学。桜が美しく咲く中、分厚いシラバスを抱えて最初の履修登録に臨む私。塾で一緒だったマキちゃんと、あぁ、やっと受かったね、大学生になったね、なんて話ながらキャンパスを歩いていると、当時全盛だったCanCamやJJの赤文字系の服とは180度違う、めちゃくちゃアメリカン・スタイルの学生が、何やら前から歩いてくる別の学生に話しかけているのを耳にした。

“Hey! What have you guys been up to?”

え、ちょっと待って、ここ日本ですよね?控えめに言ってかっこ良すぎですけど??
入った大学には、既に英語を習得し終わって活用している人々がごまんといたのだ。

翻って私。私の英語遍歴。

中1:河合塾・中学グリーンコースの英語に入る。
中2:河合塾継続、近所の英会話教室に通い始める。
中3:河合塾、英会話教室辞める。トフルゼミナール留学コースに入る。
高1:トフルゼミナール継続、冬休みに2週間ホームステイ&ロンドンの語学学校へ。
高2:トフルゼミナール継続、夏休みに1か月間ホームステイ&ロンドンの語学学校へ。
高3:トフルゼミナールに入り浸り。
大1:英語で行われる経済学やら社会学の講義を履修。
大2:アメリカ憲法判例のゼミに入り、大学の語学学校主催の英語合宿に参加したり。
大3:アメリカの大学に交換留学
大4:日本の大学に復学、Gabaマンツーマン英会話の受付でバイト。
大5:Gabaバイト継続。
社会人1年目:Gabaに生徒として通う。
社2:近所のBob先生にマンツーマンで習ったり。
社3:外資企業に転職、社内公用語が全部英語になる。
社4:英語で提案資料や報道資料を作成したり。
社5:AEONへ通うも、あまりの効果のなさに1回で辞める。
社6:会社のプログラムでシンガポールへ1か月派遣。
社7以降:海外のクライアント先への出張、カンファレンスコール、ネゴシエーションなどを必死でやる…やっているのに未だTOEIC満点は取れず。

…これだけの時間と、ここには見えていないお金をかけても、まだ旅の途中である私の英語。

「こんなに時間を費やしても、第二言語になると完璧にはならないのかな。これだけの時間があったら、もっと苦手だった数学だとか、興味のあった映像制作とかなんやらに時間を振り向けることもできたよなぁ…。」

子どもをインターに入れたのは、時間稼ぎというか、後天的に英語を勉強した場合に膨大な時間がかかることを身をもって経験している私からの、ささやかな“先取り・時間“のプレゼント、つまりは「ショートカット」なのです。

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