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おチビ、教科書くれないってよ

案の定

私:「もしもし」
教:「おチビちゃんのお母さんでいらっしゃいますか?私、山口小学校の教頭の〇〇です。おチビちゃん、入学式に向かっていますか?」
私:「…!? いえ、向かっていません。就学前健診後にお話した通り、インターナショナルスクールに通っているので、入学しないとお伝えしたのですが…」
教:「えっ!?そうなのですか。大変失礼いたしました。」
私:「教頭先生にもお電話でお伝えしましたし、役所にも足を運んでその旨お伝えしており、もうこの件は解決済みと思っておりました。」
教:「引継ぎが上手く行っておらず大変失礼致しました。私、この4月から赴任したものですから…」
私:「…。あの、それで教科書はいただけるのでしょうか。」
教:「教科書が必要ですか?それは通われている小学校から受け取っていただく形になろうかと思います。」
私:「いえ、インターナショナルスクールはその、一条校ではないですから、そういったものの配布はないと聞いています。」
教:「そうですか、それでは確認して折り返しご連絡致します。」

~5分後~

教:「おチビちゃんのお母さん、教育委員会に確認したところ、就学した学校から配布されるもので、山口小学校に通われないということですので、お渡しはできません。」
私:「えぇ!?どうしてでしょうか?税金も納めていますし、教科書は勉強の基本となるものだと思うのですが…。」
教:「そのような方針になっているとの事です。」
私:「わかりました、では教育委員会に問い合わせてみます。」
教:「お母様としてはどのあたりが疑問なんでしょうか?」

私:「疑問?全てだよ!!!!(心の声)」

もう色々、案の定としか言いようがない展開。出ました日本。
私が今から角界に入るなら、四股名は絶対「案の定」にするわ。

神奈川県出身・物置部屋 案の定関

一体何なんだYO!?わかる気もするけど、わからない感がすごいする。
教科書もぶっちゃけもらったところでそんな真面目に勉強したりしないと思うんだけど、でもさ、何でこう排他的なんだろうね??

んでもって、得意の「引継ぎが上手く行っていない」と来たもんだ。あの苦労は何だったんだ!?私の脇汗・ポカリ1本分返して欲しい。

いーよーだ、おチビは学研教室行ってるもんねーだ。そこで地元の公立小学校のお友達と遊んで、いろんなこと教えてもらってるもんねーだ。あなた達が教科書をくれなくったって、いくらでもワークアラウンドはあるんだかんねーだ!

ということで、教科書はいただけませんでしたし、またあの「就学義務違反」の押し問答を繰り返すことになりましたとさ。

めでたしめでたし。じゃねー!
おい!時代はDiversity and Inclusiveに舵を切っているというのに、この旧態依然のざまは何なの!?

やっぱりさ、義務教育って、「従順な国民を作る装置」なんだなと改めて痛感したでござる。だから就学義務違反だの何だの、国の意向に沿わない、別の考えを持った納税者を作り出すインターや他の教育機関への冷遇たるや…。へこたれへん!辻本清美!いや、案の定関でごわす。


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