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友達関係と経済格差

一体、この方々は何を生業にしているのだろうか?

学費が高いインター。
以前私の職場に出入りしていた方が、お子さんをインターに入れていて「血を吐く思いで入れている」とおっしゃっていたのを思い出す。会社員夫婦の私達も、本当にこの言葉以上に最適な表現が見つからないほど、血を吐く思いで子どもを行かせている。(子どもにとっちゃあいい迷惑かもしれないけれど…そういう結果にならないで欲しいと願うばかり)

予想はしていたが、同級生のご家庭の裕福ぶりには、絶句を通り越して文字通り腰を抜かすレベルで、「世の中にはこんなお金持ちが居たのか!」と、自分の世の中についての不勉強さをこの年で痛感した。

①余裕で兄弟で通っている

まず、大方が一人っ子でない。少子化が叫ばれている中、一人っ子は珍しくないのだが、ここは少子化なんてどこ吹く風と言わんばかりに、よゆーで兄弟姉妹がいる。そして全員この学校に通っている。裏を返せば、やっぱり子どもを2人以上持つのって、もはや「贅沢」になってしまったのだと思う。世知辛すぎる…。

②音楽系の習い事がやばい

ピアノくらいなら、全然弾けないけど私だって小学校の時習っていた。が、そんなレベルではない。バイオリンだのチェロだの、トランペットだのフルートだの、「そんな教室、近くにありましたっけ?」感満載の楽器を演奏しているらしい。前にも書いたけれど、これらを練習できるスペースや設備が家にあるってことですよね…。

③多分、お母さん働いてない

これはもちろん、インターに通っている子どものお母さん全員ではないのだけれど、3~5時位の下校に普通に車とかで迎えに来る母親多数。そしてPTA的なものとか、クラスの遠足とかの補助で保護者ボランティアを募ると、手を挙げて下さるお母さんの多いこと!ありがたやありがたや~。

世の中では、最近は(雇用形態は何にせよ)女性も働いている人が多いという実感があった私。それまで通っていた保育園も幼稚園も、働いているお母さん達がダッシュで迎えに来るのが当たり前だったし、私の同級生も7~8割は働いているから、私もおチビがインターに入った時に何のためらいもなく「私は〇〇の仕事をしていて…」みたいな自己紹介をした。

が、彼女たちはおそらく働いていないのだ。
だから「お仕事大変ですね」という言葉が出るのだ。

私は仕事を中抜けしておチビのお迎えに行っているので、常にPCと会社携帯を持ち歩いて、もし緊急対応が必要になっても何とかしのげるようにしているが、彼女たちは小バッグのみ。私みたいにデカデカとPCが入るカバンなんて持っていない。3時のお迎えなんて、別に大きな問題じゃないのだ。
会社員にとって3時なんてさ、会議とかめちゃくちゃ普通に入る時間だしさ、何なら客先に行ったりする時間でさ、こんな時間に下校とかされても困るんですよと言いたいと思う。(少なくとも私は言いたい。)

私の予想:医者・経営者・地主

おそらくだけれど、同級生のご家庭はいわゆる「雇われの身」ではないのだと思う。確かにコンサルとか金融とか、高給取りのご夫婦ももちろんいると思うのだけれど、それでも「会社員」なわけだ。

そうじゃない、もう資本家の領域の人々なのだと思う、この方たち。
シッターさんは臨時ではなく常時いるようだし(もう「お手伝いさん」と呼んだ方が正確かもしれない)、アベンタドールとかで迎えに来るし(トミカの話ではない)、休みにはポーンと旅行に行くし…。

おチビにこの経済格差をどう理解してもらうのか

私は今、とても戦々恐々としている。
今はまだ小さいから、あまり家庭の経済格差なんて見えていないと思うのだけれど、大きくなったら確実に身バレする。

例えば、お友達同士でどこかに遊びに行くとなった時。はたまたお友達の誕生日会に誘われた時。実際既にお誕生日会には誘っていただいて行ってみたけれど、まぁそれはそれは盛大で、貸し切りで、お菓子やジュースもたくさん振る舞われて…このレベル感で「ママ~、うちもそういう誕生日会やりたいよ~!」なんて言ってくるのは時間の問題である。

見栄を張るわけじゃない。ってか彼らは、私が見栄を張ったところで足元にも及ばないレベルの超富裕層なのである。だから、時が来たら正直に我が家の財政状況について話そうと思っている。

「おチビ、あのね、パパとママは会社勤めをして働いているんだ。毎月お給料っていうのを会社からいただいているの。2人共精一杯頑張っていて、今している生活が最大限、パパとママにできることなんだ。おチビのお友達と比べた時に、〇〇ちゃんはいつも海外旅行に行っているとか、〇〇くんの家は庭にプールもジャングルジムもあるとかあると思う。パパとママも、お財布の許す限りはあなたの希望を尊重してあげたいと思うけれど、無尽蔵にできるわけじゃないんだ。」

私も高校生の時アルバイトをして、自分のお小遣いにしていたけれど、その時初めてお金の大切さ、父と母が働いたお金で育ててもらっているのだと実感した。本当に良い社会勉強だったと思う。

確かに子どもにはそんなお金の心配なんてさせない方が良いのかもしれないけれど(実際、私の高校はバイト禁止だったけれど、クラスの約半数はしてたんじゃないかな?)、みんな普通にそれぞれの希望の進学先に行ってるし、それ以上にお金の大切さや働くことの大変さを体験できる良い機会だったと思っている。

上手くいくかわからないけれど、時が来たら、上記の話をおチビにしてみようと思っている。おチビ、あなたのいる環境は特殊なんです、本当に。


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