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Ethnic Diversity v. Socioeconomic Diversity

いろんな国の子?いろんな家庭の子?どっちを取るか

インターに入れる/入れないに際して、本当に最後まで悩み、今でも悩んでいるのこのテーマ。正解はないし、両方を満たせるならそれがいい!のですが、なかなか実際は難しそう…。

何かというと、インターに入ると、当然ながら日本の子、韓国の子、中国の子、アメリカの子…などなど、いろんな国の子が同じ教室で、英語を共通語として勉強するわけで、「これがいいよね~!」と思っておチビを行かせているわけですが、日本の、特に公立学校には圧倒的に負けるところがあると思っています。それは、色々な家庭環境から子ども達が集まること、これ即ち社会経済的多様性です。(言い慣れない難しい言葉を使ったので、使い方間違ってるよ~!などありましたらご指摘下さい、ハズカシイケド!)

所得での線引き

インターもしくは私立学校は、その学校が提示する学費を払える家庭の子どもしか通えないわけです。当たり前だけど。うちはマジでヒ~ヒ~言ってるけど。(我が家の家計がいかにヤバイかについても、永遠に書けそうですので今度書きます。)この時点で、所得で線引きされてしまうわけです。

一方、私自身も通った公立小学校は、前回の「就学義務違反」の先生の言葉を借りれば「公立小学校は、義務教育ですから、学区のその学齢の児童を全員受け入れなければならないということになっています。」ということで、ど~んな子も来れるということに一応なっているわけです。私の時だって、いつも同じ服を着ている子、給食ジャンケン(お休みの子がいて、余った給食をゲットする戦い)に全参の子、毎年ハワイ旅行に行く子、すぐ人に暴力を振るう子…などなど枚挙に暇がない。子どもながら何となく、肌感として、家庭環境の差、誤解を恐れず言えば「貧富の差」があると感じたものです。

通うだけで実感できる「社会経済的多様性」

私は公立小学校に通ったお陰で、「社会っていうのはこういうものなんだ~」と社会経済的多様性を肌で感じ、体感したことで、世の中を見る時のレンズとして頭の中に備えておくことができたんだなぁと、今振り返ってそう思っています。

「世の中は自分の家とは異なる状況の子どもや家があるんだ。」
「うちの親は夏休みには奮発して旅行に連れて行ってくれたけれど、みんなそうとは限らないんだ。
「給食が大切な栄養源で、みんなで同じ釜のご飯を食べるということが楽しいひとときと思っている子がいるんだ。」(私は給食が全部食べ切れなくて、掃除時間まで残されるタイプだったので、あまり良い思いがなく)

インターで実感できる「社会経済的多様性」って…

翻ってインターや、私立の小学校もそうだと思いますが、先に述べた「所得での線引き」がされているので、ちょっとアッパーな家庭の子ども達の集まりになってしまうわけです。

バイオリンとか、普通に習ってるわけですよ。(弦楽器なんて練習できる部屋があるということですな。そもそもバイオリンっていくらするの?)
私みたいに「マイナポイント家族全員分ゲット」とか、「楽天は5と0のつく日しか買い物しないから!」みたいな人多分あんま居ないんですよ。(予想だけど)
家族旅行に、当然のようにシッターさんが同行してるんですよ。(Oh my gosh this is just beyond my imagination)
…これが普通だと、「社会の縮図」だと思ったら大間違いなんですよ!!!

私がおチビにできること

「えっ?夏休み海外行かないの?」みたいな事を平気でお友達に聞いちゃう子にだけはなって欲しくない。世の中には恵まれない子や、お父さん・お母さんと暮らしたくても暮らせない子、寂しさから暴力が出てしまう子などがいるということをどうやっておチビに理解させるか…。

私も完璧な解を持ち合わせている訳ではないのですが、親の私にできることは、日本の公立学校に通っているおチビの幼馴染、幼稚園時代や習い事が一緒のお友達と遊ぶ機会を頻繁に持つことだと思い、意識的にそうするようにしています。(私も日本のお友達の方が気がラクだしね、ナンテ)

インターに小学校~高校まで通った私のはとこは、近所にお友達もおらず、(当たり前だけれど)基本インターが生活の中心だったので、たまに私と遊ぶと日本語は変だし、呼び捨てにしてくるし(当時はファーストネームを子どもが呼び捨てする文化なんて普通なかった)、何かよくわからん分厚い図鑑とか読んでるし、明らかに私が普段遊んでいる子たちとは違いました。違って当然だし、違って良いのだけど、何というか、日本社会の人口構成というか構造というか、そーゆーのは私の方が経験として理解していると自負しています。

だから何だ!?と言われたらそれまでだけれど、おチビにはインターのお友達ともたくさん遊び、日本のお友達ともたくさん遊んで、自分で「違いのわかる人」ネスカフェ・ゴールドブレンドを体現してもらえるようになったらいいっすよね!


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