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【攻守一体】セリエA第24節インテル-ミラン レビュー

こんにちは悔しい!TORAです🐯

今回は悔しいセリエA第24節インテル-ミランの悔しいレビューです。

あまりに悔し過ぎて試合を振り返りできないので、今回はライブに認めてた悔しいメモであっさりレビューといたします悔しい。

プレビューありきの内容なので、未読の方はあらかじめご覧いただけると悔しいです!

●選手起用

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・インテル選手交代
70分、ラウタロ▶︎サンチェス
70分、ペリシッチ▶︎ディマルコ
73分、チャルハノール▶︎ヴィダル
82分、ブロゾヴィッチ▶︎ヴェシーノ
82分、バストーニ▶︎ダルミアン
・ミラン選手交代
46分、サーレマーケルス▶︎メシアス
58分、ケシエ▶︎ブラヒム・ディアス
80分、ベナセル▶︎クルニッチ

●前半-ケシエトップ下空振り

大方の予想通り、ケシエはトップ下起用。
非保持ではブロゾヴィッチ番を務めました。

試合の注目ポイントのひとつでしたが、結果は空振り。

ミランは果敢なハイプレスを仕掛けてきましたが、インテルには出口がありました。

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✔︎前線から降りてビルドアップに関与するジェコ
✔︎ジェコに合わせてフレキシブルに動くバレッラ

シュクリニアルという信頼ある担保の元、対面のテオ・エルナンデスをピン留めしていたドゥンフリースも好印象。
バレッラとの連携も本当に良くなりましたね。

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・インテルのボールタッチエリアと前半の平均的なポジション
画像上で右でのボールタッチが多い(上から2エリア目は左ハーフが多いですが、間違いなくブロゾ由来です、右に渡すための発信地)。
画像下でドゥンフリースが高めで、かつ、バレッラとの絡みが窺えます。
セリエA公式より引用

とまぁインテルのビルドアップが良かったのもあるんですが、個人的にはケシエという単体も少なからずの原因だったかな、と。

何度か行くべきところで行かず、シンプルにブロゾヴィッチにボールが渡すシーンがありましたよね。

ケシエという選手特性と、それゆえの勅命を考えると僕は悪印象でした。
インテリスタとしてはそれで良かったんですけど。90分、出続けて欲しかったんですけど。

●前半-バレッラ上がりませんでした

はい。上がりませんでしたね。

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・ミラノダービープレビューより抜粋

インテルのアプローチは?それに対するミランの一手は?
見ていきましょう。

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✔︎バレッラは基本的にトナーリ番
✔︎ミランはテオを絞らせてインテルの守備基準点を乱しにかかる
✔︎複数監視で受け渡しがバッチリ

インテルは前からプレスで配置バランスを崩さず、噛み合いやすい3−5−2と4−2−3−1を重ねた。

だけど、固執はしない。必要に応じて柔軟に受け渡す。
画像ではバレッラがテオの対応していますが、ドゥンフリースなど他の選手が付く場合もありました。

ただ、テオがどうこうってよりも「トナーリだけは誰かが絶対捕まえろよ!」が原則の元の臨機応変さだったと思いますが。

●後半-選手交代で流れは劇変

前半はインテルがパーフェクトに近い出来でした。

試合後にシモーネ監督も似たようなことを言及していましたが、試合を決める・突き放す必要はあったかと思いますが。

でもね、シモーネさん。

選手交代は問題だったと思いますよ笑

サッカーって本当に面白いですよね。

選手交代でガラリと流れが変わるんですから。

ビッグセーブを連発したメニャン。
2ゴールを決めたジルー。

本当に素晴らしかったですが、本節の結果に最も影響を与えたのはブラヒム・ディアスであると主張します。

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✔︎インテルCB-MF間。中盤3枚の間でボールを引き取れるブラヒム
✔︎ボールを運び、最終ラインが釣り出されるように

時間にして1.2秒でしょうか。もしかしたらそれ以下かもしれません。

ブラヒムのボール引き出しが素晴らしく、ワンテンポ対応が遅れるインテル。

彼のアジリティとスキルならそれでマーカーを剥がせるんですよね。
そこから前を向いてボールを運ぶので、インテルとしてはどうしてもCBが最終ラインから剥がされる

ミラン剥がせるtoインテル剥がされる

一気にミランのアタックが息を吹き返しました。

逆転ゴールとなった2点目は正にこの流れでもぎ取りましたよね。

チャルハノールは疲れていたみたいですし、ペリシッチはふくらはぎの張りがあったみたいですが…みたいですが!
非保持にカオスが起こっている状態で選手交代をすべきではなかったですね。結果論だけれども。

交代直後の立て続けの失点はミランの選手交代だけでなく、インテルの選手交代もファクトと言えるでしょう。

・スコア
インテル1−2ミラン
(38分ペリシッチ、75分ジルー、78分ジルー)

●雑感-サッカーってほんとシームレスよね

ブラヒムの投入でリズムが変わったのは保持だけでなく非保持もまた、でした。

インテルの配置が乱され、ミランの配置が整う。

となれば、高い位置で回収できるようになりますよね。

同点ゴールはジルーの頑張りあってこそのトランジションかと思いますが(ファール論争は置いておいて)、その直前、セカンドボールは回収されており連打を喰らっている状態

これこそピオーリ監督がケシエトップ下でチームに求めるアウトプットかと思いますが、結果として割りを食らったブラヒム起点でそれが叶ったことはなんとも興味深い。

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攻撃にリズムが生まれれば、守備もリズムが生まれる。

そして、その守備はいわば攻撃である。

サッカーはシームレスなスポーツ

十分理解はしているつもりですが、再確認させてくれる試合でした。
再確認じゃないな、痛感。痛かった。

結論。

試合の大枠はインテル優勢で間違いありません。
が、企図通りの得点を挙げられたのはミランでしょう。

インテルにとってはセリエA黒星2つ目ですが、最初のものとは毛並みが違いますね。

悔しいけど、今夜は負けました!

悔しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

最後までご覧いただきまして悔しい🐯

次戦は勝利を!その次も勝利を!!(ナポリ戦一気に正念場ですね)でもってその次も勝利を!!!

FORZA! FORZA!! FORZA!!! INTER⚫️🔵🔥🔥🔥

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