【ゆる追憶】CL!ミラノダービー!
こんにちは!TORAです🐯
やった…やりました…!賞金獲得CL準決勝進出です!!!
●前置き(地味なが)
2点のリードはあれど、サッカーって2点差が最も危険とか言うし、ベンフィカは爆発力あるし、インテルはリーグ戦ボロボロだしで全く油断ならない。
というか塩漬けのために、なんならもう2点くらい欲しかったくらいなんですが、蓋を開けてみたら1st leg.同様に昂然たる戦い方でポルトガルリーグ首位とがっぷり四つ。
結果は3-1で勝利!!!
…と思いきや、ラスト10分で二度被弾し、3−3のドローで着地。
ラストプレーではホイッスルを試合終了だと思いプレーをやめた、なんて情報もあり、なんとも"らしい"愛らしさを見せています。
いや、勝利賞金逃してるので笑い話ではないんだけれども。
さて肝心の試合はというと、2nd leg.にふさわしく細部にメスをいれたいセグメントはありました。
がしかし、僕個人としてはつまるところ”ブロゾ番”がキーワードとなる試合でした。
結局ベンフィカは1stも2ndもCFゴンサロ・ラモスとトップ下ラファ・シウバの2選手が背中でブロゾヴィッチへのパスコースを消すleg.さんでしたが、重きを置いていない感が強く、心臓の血液循環を許してしまいました。
事実、両leg.さんともブロゾヴィッチのボールタッチ数はチームトップ。
ただ触るだけでなく周囲をスキャンする余裕もあり、パス成功率も同様にトップです(20回以上パスをした味方選手の中で)。
究竟、ここだよね。
が、僕の考え。
●”前回”を思い出してみよう
ということで、視線を前に向けることとします。
CL準決勝はお隣さんのACミラン。
CLという最高峰の舞台でこんにちは、をするのは2004-05シーズン以来18年ぶり。
準決勝でのこんにちは、は2002-03シーズンぶりでなんと20年の歳月が経過しております。
”前回”となるCLミラノダービーは準々決勝。
イタリアサッカー界で永遠に語り継がれる一大事件があった試合です。
「当時の出来事はよく分からねぇ!」って方も下記の構図を見たことはあるのではないでしょうか。
せっかくなので当時を振り返ってみたいと思います。
朧げな記憶を強引に引っ張り出してきているので、誤った情報があれば申し訳ございません。その場合はご指導頂けると幸いです。
事件は2nd leg.で起きました。
そもそも1st leg.でインテルは見事にやられちゃってます。2−0。
内1ゴールはウクライナの矢兼インテル絶対殺すマンのシェフチェンコだったはず。
でもってこの男、2nd leg.の前半でもゴールを決めたはずはず。
これでアグリゲートスコアは3-0、赤黒の7番は本当に恨めしかったです。
そして迎えた後半。
インテルはCKからカンビアッソがヘッドでミランGKヂダが守るゴールネットを揺らします。
がしかし、主審はカンビアッソのファールを取りノーゴールに。
インテリスタ目線を取っ払ってフラットに見ても、意味不明!と声を大にしたい判定で、当時の実況?解説?の方も不思議がっていたのを今でも覚えています。
この直後、判定に激怒したインテルのウルトラスたち(過激派サポーター)が発煙筒を投げ込むのです。それも大量に。
雨の如く降り注ぐ光炎はピッチを赤く染め、ヂダの肩を襲います。
下手をすれば選手生命が絶たれてしまう可能性もあったでしょう。それほどまでに危険なシーンでした。
試合は中断。
没収試合でミランの3−0勝利扱いとなり、スコア上では5−0で勝負が決しましたがその中身はスコア差など瑣末、本当に恥ずべきものでした。
補足すると、これはウルトラスたちが描いた黒い計画だったと報じられています。
彼らは試合展開により瞬間湯沸かし器になったわけではなく、前日に発煙筒を2ケース?運び込み、あの臭いオンボロトイレに隠しておいたと言われていますし、なんなら「試合は90分持たないだろう」なんて含みのあるリーク情報もあったとか。
そして歴史的な悪行に至った。
ミラノ警察は「インテルに損害を与えるためにあらかじめ仕組まれた計画的犯行である可能性が高いと見られる」と発しています。
「インテリスタがインテルに損害を与える」
至極意味がわからず、彼らをインテリスタとして表現するのは個人的に今でも無理なのですが、その目的を短いセンテンスで表すと「当時の会長であるモラッティへの抗議」です。
要は「金ばっか使って全然勝てねぇじゃんか!」ってことなんですが、そこに+αとなる因子もあったそうで。
その背景には極右やネオファシスト政党が絡んでいます。
この辺は難しい話になりまして、筆者もよくわからんのが本音ですが誤解を恐れず説明すると、当時のウルトラスたちは大なり小なり違法活動に手を染める圧力団体と表現して差し支えなく、ゴール裏で生計を立てておまんまを食べています。
その影響力からクラブから金を巻き上げるような脅しも”あるある”。
ですが、モラッティは毅然とした態度で彼らと向き合っていたそうで、そこもまた彼らを悪へと駆り立てた、と言われています。
その後、UEFAはホームゲーム4試合の無観客試合のペナルティをクラブへ課し、クラブもまた、彼ら無法者たちに損害賠償を請求。
インテルは世界中の恥晒しとなってしまい、事件のアイコンとなったマテラッツィとルイ・コスタの背中はシンボルとアレゴリーの芸術品に昇華しました。
●”準決勝”を思い出してみよう
CL準決勝。
現在のイタリアサッカー事情を鑑みると、これ以上ない!と断言しちゃうほど至高の舞台でミラノの両雄は合間見えます。
上述の通り、なんと20年ぶりとなるカードですが、筆者としては「むしろ、”たった20年”でよく実現できたな」がぶっちゃけ。
そんな20年前をなんとか思い出してみます。
そもそもこのシーズンは、VIVA!セリエA!
準決勝にはインテル・ミラン・ユヴェントスの3チームが残っていました。
ファイナルのカードはミランvsレアル・マドリーを破ったユヴェントスで、結果はご存知の通り、ミランが大耳を掴みました。
話を戻して準決勝。
1st leg.は攻めるミラン、耐えてカウンターを狙うインテルのカルチョらしい展開でした。
スコアは動かず、0-0で2nd leg.を迎えます。
両スタメンが全く思い出せず、WEBで調べました。
白状すると、なんならミランの方が覚えていたくらいです。。
したがってメンバー自体は間違いないのですが、ポジションが怪しい選手が何人かいます(フォーメーションまで調べられず)。。
僕のポンコツ記憶ではインテルが3バックで臨んだ(当時は5レーンの概念は当然ないので、シンプルにツートップを3CBでガチガチに抑える目的)ことが頭にあるのですが「となるとサネッティとコンセイソンが右で被るんだけどどうしたっけ…?」がクリアになりません笑
確かコンセイソンが左、というか我らがカピタンの右が優先!だったと思いますが、ご存じの方がいらっしゃったらぜひご教示ください。
で、当時のインテルは中盤フラットな4-4-2が主だったのですが、アウェイ扱いだった1st leg.で得点を奪えなかったので、失点とにかくNG!1-0で
勝利!がクーペル監督の青写真だったはず。
それゆえのクラシカル3バックだったのですが、前半ロスタイムにインテル絶対殺すマンに得点を許してしまいます。
インテルは当時の絶対的エースだったヴィエリを故障で欠いたこと。そして、良い意味でも悪い意味でも王道ファンタジスタだったレコバがこの試合は不調だったこと(本当にダメダメで、たしかHTで交代したはず)が痛手でしたね。
終盤に途中交代のオバオバ・マルティンスが執念のゴールを決めるも1-1で終戦。
2戦とも黒星はなかったもののアウェイゴールに泣いたインテルなのでした。
●今後こそ
というわけで、インテルは欧州の舞台でミランに後塵を拝しまくっています。
今度こそ…!と心を誓うおっさんインテリスタは少なくないでしょう。
まぁ僕たちが誓ったところで応援しかできないんだけれども。
チームコンディション的にはミランが上向きでしょうか。
4-2-3-1へのお早い回帰は功を奏し、レオンはプレーの喜びを爆発させています。べナセルが所謂トップ下に配置されるのもミソですね。プレビューできたらその効果性を考察したい。
対するインテルは”真冬の春”を過ごしました。
大真面目に「来期のCL出場は今季CLを制すること」が条件になりそうです。自ら死地へ飛び込み活路を見出そうとする我が軍、まじかっけぇ。
ほんで、ミラン・シュクリニアルさんは腰の手術により事実上、今季終了のおしらせ。
それだけならまだいいんですが(全くよくない)、ガゼッタによるとPSGのメディカルドクターがいるフランスのボルド―にある病院にいらっしゃるとのことで、お気持ちは完全にパリ・シュクリニアルです。
こうなると何が何でもビッグイヤーを獲得して『インテル・シュクリニアル』に改名させてから熨斗をつけてPSGにお渡ししたいですね。
シュクリニアル、CLで優勝したら「ミラン・インテル・シュクリニアル」に“改名”すると宣言! | サッカーダイジェストWeb (soccerdigestweb.com)
ミランさん。
マン・シティvsレアル・マドリ―の勝者さん。
ご配慮の程、何卒よろしくお願いいたします。
もしサポートを頂戴した場合はサッカーのインプットに使用し、アウトプットでお返しできるよう尽力いたします。