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【デジャヴュ】EURO2024予選 北マケドニアvsイタリア プチレビュー

こんにちは!TORAです🐯

気まぐれの超不定期になりそうですが、アッズーリのレビューしていきます。

でも1,000文字目安の分量で。

僕のレビューは5,000文字が水準なので、1/5くらいのボリュームですね。

●スタメン

●アリオフスキど根性可変

まず気になったのは北マケドニアの配置。

戦前では4-2-3-1が濃厚。

実際キックオフ直後は4-2-3-1の時間もあったんですが(特に保持で)、時間の経過とともに3-4-1-2色が強くなり、10分が過ぎる頃には「基本配置は後者!」と断じれる濃度になりました。

厳密に言えば、5-2-1-3ですね。大枠はこんな感じ。

ユニークだったのは「それでも、たまに4バックにも見えたこと」

その理由が左WBのアリオスキ

ど根性のアップダウンで下がるポリターノに付いていく場面が対岸よりも多く、ディロレンツォにプレッシャーをかけることも散見。

要は非保持におけるつるべ式だったということです。

スタッツは確認できなかったけど、アリオスキは多分チームで一番走ってる。

18:20のカウンターはチームの青写真が結実した良シーンでした。

●アクションなのかリアクションなのか

さて、イタリア。

昨季のスクデット監督、スパレッティの初陣。どういじるのか。どう踏襲するのかが注目ですね。

1試合で判断はできませんが、SBの使い方は自身のカラーを出していた感想は抱きました。

 両SBから逆算したような設計。


ⅰ)後ろを3枚にして、浮いたSBが内に絞るor大外に開いて配置のアクセントに

ⅱ)IHが落ちて、SBを高い位置に上げる

この2パターンが主。

量が多かった、というよりもユニットのハーモニーに頼っていたのは昨季ともに戦ったディロレンツォとポリターノがいる右サイド。

全体を左に寄せて、バレッラ含めた彼ら3人のユニットに時間と空間を与える”プチアイソレーション”的なことは意識してやっていたように見えました。

これが元々のプランによる実行なのか、北マケドニアの「SBがボールを持つのを許容するアプローチ」へのリアクションなのかは考察すらし難いですが、結果としては、ただただゴール前にバスを停めるだけじゃなかった北マケドニアに戦術の軍配が上がったかな。

イタリアは中央、センターレーンに怖さを見出せなかったのが痛恨だったと思います。

浮き球を送ってポケットに走らせるか。インサイドレーンからクロスを放るか。
浮き球とハーフスペース。こればかりでしたからね。

●後半はより噛み合わず

この状況を打破すべく、スパレッティ新監督は後半頭からポリターノに変えてザニオーロ投入。

これは背負える・溜めれるザニオーロをアリオフキに当てることで、彼をピン留めさせることがことが目的だと推察しました。個人的には超納得で、仮に目論みが外れたとしても交代策は支持。

がしかし、後半頭にイタリアが先制することで、むしろ企図が曖昧に

前半はほとんどの時間を5-2-1-3で過ごした北マケドニアですが、ビハインドを受けて両WBを上げ、3-4-1-2として勝ち点を目指す戦いに。

アッズーリとしてはむしろやりやすくなったでしょう。やっぱり怖いのは蜂の一刺しだし、逆に出てきてくれるなら追加点の機会も増える。

しかし、前半ほどポジショナルなリスクを背負わくなったイタリアに戦術的な見どころは少なくなり、ザニオーロを投入した意味もすっかり損なわれてしまいました。

リードしているのにむしろ嫌な予感が高まるアッズーリファン。

終盤は自陣での雑なファールが増え、案の定と言うべきか。新主将バルディの見事なFKを被弾し、ドロー決着。リベンジ失敗となりました。

●雑感

インモービレをどうこう言うつもりは微塵もないけど、この試合はスカマッカだった。

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