パパとして、医師として、息子と歩んだ3年間〜卒園おめでとう〜

息子が卒園しました


年度末、旅立ちの季節。
ということで我が息子も幼稚園を卒園。
振り返ればあっという間。
でも、園が用意してくれたムービーを見ていると、昔はこんなに幼かったのかと。

その時、ふと思ったこと。
あれ?自分も同じ3年間という時間を生きてきたけど、自分は3年間で成長したのだろうか?

ということで今日の結論。子供は3年あれば見違えるほど成長する、大人だって負けてられない、頑張れ自分。

こんな人は必読
・卒園、卒業を迎えたお子さんがいる親御さん。
・3年間を振り返ってドキッとしたあなた。
・悩みながら毎日を生きているあなた。
・『時間』を大切にしたいと思うあなた。


成長しかない息子の3年間

息子が保育園を卒園して、幼稚園の入園式を迎えた3年前。
幼稚園の制服を着て登園する姿は、立派なお兄ちゃんに見えました。
昔は幼稚園の近くに住んでいたため、歩いての通園。
息子は妹の手を引いて歩いていたのを覚えています。

幼稚園ではたくさんの友達ができました。

友達家族と外食しても、子供テーブルと大人テーブルに分かれて食事。隣のテーブルから見守っていれば子供たちは楽しそうに遊びます。

身体も大きくなりました。

気軽に抱っこできていた息子も、どんどん重くなり、今では若干ためらうほど。
だけど、今では抱っこさせてくれるのもあと何年かな、、と若干の寂しさを覚えています。

食べる量にも驚き。

小さい頃からたくさん食べる子でしたが、気がつけば大人の一人前をペロリと完食するように。
親としては安心です。

いつまにか運動も。

小さい頃は、運動があまり得意そうではなかった息子。
最近、久しぶりに公園で野球をしたら、あらびっくり。
しっかり打てるようになってるのね。

親元離れて外泊も。

年中の頃に送り出したキャンプでは、大丈夫かなと心配ばかり。
それが懐かしくなるほど慣れてきて、ただいま北海道で3泊4日のスキー合宿中。
寂しい別れもなく元気に「行ってきます!」

そんな息子も来月から小学生。
次の節目まで6年間。
今では想像できないくらいの成長を見せてくれるでしょう。

悩みながらも前に進んだ私の3年間

さてさて、問題はここからだ。

息子がどんどん成長する中、自分はどうだっただろう?
毎日は必死に生きてきた。
だけど、この節目に3年間を振り返って、自分は成長したと言えるだろうか?

まずは親として。

息子にいつも言う言葉。
「〇〇(長男)とパパは同い年。だってパパはまだパパになって6歳だから。」

そう、まだパパ業はたったの6年。
6年の間に家事も育児もたくさんのことを覚えました。

おむつ替えは楽しかった。
ミルクをあげるのも幸せだった。
だけど仕事が忙しく、子供と過ごした時間は妻の半分もないかもしれない。

朝は早く夜は遅い。
保育園や幼稚園の送り迎えもろくにできず。
周りのパパママと交流を持つうちに、自分自身を見直すように。
仕事も家族も大事。でも明らかに仕事の比重が大きい。。。

そんな一目瞭然なことに気がつくのに4年もかかり、息子が年中になった頃からようやく仕事を調整して送り迎え。

家族と過ごす時間が増えて、新たな気づきが。
今までは家族のために一生懸命働いているつもりだった。
でも本当は家族に支えられて働かせてもらってたんだな。

なんだ、振り返ればちゃんと自分も成長してるじゃないか。
でも、明らかに自分の力ではない。
息子に、娘に、妻に気付かされることばかりだ。

仕事はどうだろう?

息子が生まれた時はまだまだ若輩者の外科医。
少しでも一人前に近づけるように、必死に手術と向き合う日々。
当直もあるし、夜中に呼ばれることも頻繁。

上司にたくさんご指導頂き、段々と外科医らしくなってきた中堅学年。
責任も背負いながら、手術をする怖さを学びました。
そして、このままじゃダメだ、もっと上達するために、後輩にもっと指導できるようになるために、とイチから外科の修行をやり直そうと検討するように。

修行の道を選べば、外科医としては大きく飛躍できるかもしれない。
ただ、そこには大きな犠牲が。
そう、家族との時間。

割愛するが、色々あって悩みに悩んで修行の道は断念することに。
そして、極端な性格のため、思い切った決断ついでに、もう1つ思い切った決断を。
外科医から離れ、違う角度から医療に携わってみようと。

今まで触れもしなかった自由診療を勉強し、AI関連のスタートアップ2社と関わり、後世に残るものを作りたいと試行錯誤し、クリニックの運営にも関わっている。

毎日手術と向き合ってた頃からは想像もできない生活だ。

なんだ、仕事もそれなりに頑張ってるじゃないか。
もちろん、まだまだ結果なんて出ていない。
踏み出したばかりの道。
でも、これまでの自分を振り返ると、踏み出せたことが一番の功績。

これもまた、家族のおかげ。
ありがとう。

改めて考える『時間』という資産

息子が生まれて、娘が生まれて、時間というものを意識するようになりました。
毎日過ごす、小さい単位の時間ではなく、年単位の大きな時間。

正確に言えば、本当の意味で意識するようになったのは、ここ3年くらいですかね。
仕事と家族の比率を見直すようになってからです。

今まで、そんなことを意識することってあんまりなかったんです。
医学部は6年間。その後は医師になって、外科医になって、がむしゃらに成長しようと突っ走ってきた10年ちょい。

だけど、ふとした瞬間に気がつくのです。

子供が大きくなったな、そうか、もう3年か。
でも自分にも同じ3年間という時間があったよな。
ん?本当に自分にも3年あったのかな。
子供みたいに大きく成長できたのかな。

時間って、本当に大切な資産だと思います。
人として、医師として、大きく成長できる時間を積み重ねたいと思う今日この頃です。

今回はなんだかまとまりのない、何が言いたいかわからない内容になってしまいました。
息子の卒園に感傷的になってしまったのでしょう。
後から読み直すと、自分で恥ずかしくなりそうですが、素直な気持ちとして記録に残しておこうと思います。

最後に問題です

今回は長期的な目線で見た時間がテーマでした。

医師同士の会話で時々聞かれる、
「将来のキャリアはどうするの?開業するの?」
という会話。

そう、医師として働いていれば将来的に開業を考える先生も多いですよね。

それではその開業という選択肢、医師として何年働けば開業する資格を得られるのでしょうか?

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