３月２日（木）に、Naked Loft 横浜で『平成のヒット曲』、『ヒットの崩壊』等の著者、音楽ジャーナリストの柴 那典（しば とものり）さんをゲストに迎え、過去の『ROCKIN'ON JAPAN』の表紙が誰だったかを調査し、90年代のロックバンドを紐解いていくトークイベント『90年代 ８cmシングルナイト Vol.８』～ROCKIN'ON JAPANと共に90’sロックを語ろう～ を実施します。

そのイベントの紹介も兼ねて、今日からnoteで、90年代『ROCKIN'ON JAPAN』の表紙を飾ったミュージシャンを紹介していく記事をアップしていきます。

第一回は、1993年のORIGINAL LOVE
ORIGINAL LOVEは、この年の12月号で表紙を飾っています。

ORIGINAL LOVEは、1993年11月10日に、柴田恭兵主演のドラマ『大人のキス』の主題歌に起用されたシングル「接吻 kiss」をリリースしています。

フロントマンの田島貴男は、著書『ポップスの作り方』の中でこの曲に関し、こう話しています。
「ずっとセクシーなラブソングを書きたいと思ってトライしていたことが、無意識にうちに、自分の中で発酵されて表面に出てくるように、ギターを持った瞬間、サビのフレーズが出てきて、そのメロディに導かれるように曲が完成した」

ORIGINAL LOVEは、渋谷系というムーブメントで括られることが（今でも）多いですが、「接吻 kiss」という曲は、そんな括りでは語り切れない魅力がいっぱい詰まっています。
４秒のイントロから、悩んでいた日々の濃厚な時間を、クールな情熱とメロウなグルーヴで溶かすようにセクシーさを醸し出し、そのイントロから流れるように歌われるフレーズは「長く甘い口づけを交わす」美しい。
令和になった今でも、すべての夜を忘れさせてくれる大人のラブソングです。
この曲をさらに深堀した記事を、ヤマハmysound「神イントロソング 年別TOP10　～1993年編～」で掲載していただいてるので、こちらも紹介させていただきます。

当時の『ROCKIN'ON JAPAN』はどのようにこの曲を紹介していたのでしょうか。そういう話も、３月２日のイベントで柴さんと話したいと思っています。
ドラマ『大人のキス』の舞台だった横浜でのイベント、配信チケットもあります！お時間ありましたらぜひ、お越しください！
詳細はこちら↓

次回もよろしくお願いします。