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誤解しないで…(説明って難しい)

おはようございます。

タカシです。

昨日は大荒れの天気でしたね。

相変わらず天候に左右されて心身共にダウンしていたタカシです。。。

今日も起きて早々頭痛が!!

今日は自分の言いたいことがほとんど伝わらないってお話。

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ー一回「キャン」って言わせなあかんー

育ちの悪い僕は依頼が来ると初日は当たり障りのない事を言って、家に帰るとブツブツ言いだします。

自分の言葉でその問題を考え説明用に落とし込むとき、自分と話してるんです。

独り言ですw

この時僕の口から出るのはとっても汚い言葉です。

そしてよく出る言葉に「一回『キャン!!』って言わせなあかんな」があります。

この言葉をお客様にそのまま伝えると「暴力トレーナーだ!!」ってなることぐらいは知っています。

ただ、とっても古い考え方の僕は「のびのび育てる事と自由に育てる事(あまやかす事)は違う」と考えてしまします。

飼い主さんとの関係が悪くなって問題を起こす犬たちに共通することは、自由に育ててやりたい放題に甘やかした結果の子が多いんです。

家庭犬育ては人間の子どもよりもゴールがはっきりしています。

とにかく人間を咬む犬に育てない事!!

「おすわり」「おて」ができなくても

無駄吠えやトイレの失敗があっても

環境が許せばそれは問題行動ではないんです。

人間に牙をむく。

これをその他の問題と同列に考えてはダメなんです。

ヒトを咬んだ犬を咬傷犬と呼びます。

咬傷犬とレッテルを張られた犬に待っているのは不幸な最後です。

動物愛護の考えが進んできた現在日本でそこまでしない事が多いですが殺処分されて当たり前の犬です。

被害者が「こんな咬み犬殺してしまえ!!」って言えばあっさり殺されていた子たちです。

殺処分まで行かなくても咬傷犬に待っているのは適正管理と言う名の飼い殺しです。

ストレスで一日中同じ場所をぐるぐるしたり、足が無くなるまで舐め続けたりする常同行動をするしか精神の安定を保てない生活です。

そうしたのは「キャン」と言わせることが出来なかった飼い主です。

甘やかし何でも許した結果、気に入らなければ咬んでいいと教えたんです。

犬の守護者である飼い主「咬んでいいよ」と教え

「何があってもあなたを守ってあげるから安心してね」と教える飼い主が「自分の身は自分で守れ!よかったらウチ等も守って」と教えた結果が咬傷犬です。

遺伝なのか脳の問題なのか原因ははっきりしていませんが突然キレて噛みつく病気もあります。

ただほとんどの犬は飼い主の対応が悪くそう「しつけ」られたからそうなっただけです。

犬の問題行動は人間が教えた結果です。

突然キレる病気だって本来の犬を弄り人間の都合の良い生き物に作り上げた結果です。

増えているのは遺伝かもしれないと言われているのに「血統書なんてブランドだ」とわけのわからない理論でプロブリーダーを攻撃したり、乱繁殖が起きるのにブームだけで犬を選ぶ人たちのおかげです。

そんな人たちと自分に「キャン」って言わせなあかんのです。

また誤解されるようなこと書きました。

最後に「暴力はダメ!!」ですよ。

「犬の一生の中で叩いていい機会は3回あるかないかです。それでも多い!!」って言ったからって暴力をふるっていいとは言ってませんからね。

せめてここだけでも誤解なく伝わればうれしいなぁ~。

ー環境整備ー

問題行動の多くは予防と適切なトレーニングで治ります

この予防環境整備になります。

カフェの休業中ほんの一瞬だけ母親の経営する児童ディを手伝ったことがあります。

来たばっかりの新人&経営者の息子と言う立場から出来るだけ言いたいことを我慢し職員さんとの関係を作ることから始めていたつもりでした。

が、

あまりにも無計画で

あまりにも考えなし

そして何も見えていない状況を見た時

まず母に伝えていきました。

「なんなん?この児童ディに意味はあるん?」と。

偉そうなことはわかっています。みんな必死に頑張っているのも知っています。

ただ、考え方が。。。

この時に僕は言いたいことの半分も伝わらない事を体験しました。


子ども達が事務所にボールやおもちゃを投げ入れる。

上の棚の書類を落とす。

それが伝播してやる子が増える。

そんな問題がディで起きていました。

この時僕はトレーナー的な思考から助言をしました。

そこが問題だったかもしれません。。。

福祉的思考者にはトレーナーの考えは調教と言う先入観があったんでしょう。

「投げ入れられた時、「わー!!」でも「こら!!」でも反応してしまったらその子は報酬を得ているよ。」

「無視されるぐらいなら悪いことしてでも存在を認められたいのが生物やろ?」

反応したら報酬による強化が始まるよ。」

みたいなことを言いました。

言語習得が遅いや日常会話が取れるそんなことは関係ありません

言って聞かせるから~。

動物じゃないんだから~。

それも関係ありません

あなたが研修で受けたABAで考えてください。

行動に対する報酬が与えられています。

「自分の存在を認識してくれた!!」

「私はここにいるよ!!」

見て!!

って最高の報酬与えたのなら、その行動を強化してるんです。

強化した後に怒ったり言って聞かせても、

投げ込む→「反応してくれた」→繰り返す

完成しています。

そんな話をした後に「反応することを止めれないなら、投げ込むことが出来ないように環境を整備する必要がある」と伝えました。

僕の中ではすっごく噛み砕いて説明したつもりでした。

つもりだけでした。。。

母から帰ってきた言葉は「じゃあ何もさせんかったらええんか!!」「保護房みたいに人格否定はしたない!!」でした。。。

さらには職員会議の時に「環境整備がひつようやって~w」と笑い話の種にまでされました。

何が悪かったんでしょう。。。

環境整備の意味ぐらい分かっているだろうと思い込んでいた僕が悪かったんだと思います。

環境整備と行動抑制は全く別物です!!

そこから説明するべきだったんだと思います。

環境整備とは起きるであろう問題行動や事故の予測と予防です。

言い換えると支援者が怒ることを減らし(怒る必要のない)良い行動を褒めるために環境を作り替えることです。

ただ事務所の書類棚を下に置き換える。

モノを投げ入れることが出来る場所(事務所の上部)をふさぐ。

それだけで彼らの問題行動は予防できます。

予防した後、良い行動を見つけ「あなたをいつも見てるよ」と存在を認める強力な報酬を与えるだけでいいんです。

悪い事をして注目を集める報酬より、

良いことをして注目を集める報酬の方が対象者の将来に良い影響を与えるから「環境整備をしなさい」と言ったつもりでした。

環境整備とは

悪い行動を予防し

良い行動を誘発する

環境を作ることです。

けっして自由を奪う行動抑制ではありません!!

貴方たちが受けた数時間の研修内容を私たちトレーナー(僕)は何年もそれだけを考えているんです。

話しを聞く前から調教と先入観を持たれると誤解を生むと気付かされました。

ー見る目ー

これも施設を手伝っていた時の話しです。

自分の精神が限界で逃げるように辞めた母のディにメモを残していきました。

「ほんの数週間でよく見えてた」と母は言いましたが、

「なんでこれぐらいが見えんの?」って逆に思います。

今起きている問題一つを見ればその子の性格や今後起きる問題も見えてきます。

問題に対するアプローチをするには観察期間が必要です。

もう一つ見る目が必要です。

話がそれますがドッグトレーニングの相談で僕は「その行動を見ない事には何とも。。。」とよく言います。

観察期間をくれればわかります。

飼い主さんの話しだけではわかりません

トレーナーを探している方へアドバイスは「その問題にすぐ対応するのではなく、よく愛犬を見てくれるトレーナーにしてください」です。

話し戻しますw

問題行動を見る目とは。

三つの目がいるのです。

・理論的にその問題を見る(客観的事実だけを観察する)目

・その行動の意味をポジティブにみる好意的な目

・その行動の意味をネガティブにみる悪意的な目

最低でもこの三つの目がいります。

欲を言うなら

・その行動に対する未来に向けた目

・その行動に対する過去に向けた目

何かもあればなおよしです。

こんな話をすると

やっぱり誤解されるんですよね。。。

一番多いのは「悪意なんかない!!」ですかね。。。


お疲れ様でした。

言いたいことだけ書きまくった意味不明な文章にお付き合いいただきありがとうございました。

誤解されずに自分の考えを伝えることが出来る能力ってすごい能力ですよね。

それさえあれば世界は平和です。

誤解から争いが起きるんでしょうね。。。

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2019年5月末に出張型ドッグトレーニングスクールを始めました。 犬と飼い主の関係づくりのお手伝いをモットーにやらしてもらっています。 アイコンタクト アイコンタクト とばっかり言う地味なトレーナーです