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脳に電極を埋め込んだロケット手足人間が100m3秒で走れるようになったら

ニューラリンクっていう、脳に電極を埋め込んで脳波でいろんな物を動かす事ができるよっていう記事を見たんだけど思った以上にものすごかった。事故で両手両足を動かすことができなくなった男性が被験者になって脳にそれを埋め込まれて実験してるんだけど、脳波で、つまり頭で考えるだけで物理的に何を動かすわけでもなくパソコンなどを操作してるという。

記事ではっていうかyoutubeで見たんだけどその人はマリオカートを脳波でプレイして普通に走れてるっていうか普通にゲームが出来てる。別に何年も脳波の練習をしたとかじゃなくて電極を埋め込む手術からそう時間が経ってない状態で普通にできてる。2位とかに普通になってる(1位になれなかったのは一緒にプレイしてる家族が手加減してくれなかったからだそう)

街作りゲーみたいなのもやってるらしくて、操作も遅いとかじゃなく、なんなら一般的なオフィスワーカーよりも時間あたりのクリック数が多いらしい、5秒に1クリック以上してる。これってむしろ、普通に手足を動かすよりも脳波で操作したほうが早いんじゃない??みたいな感じの書き方をされてて、しかもこの実験の初期段階でそういう兆しが見えてるんだからもっと開発が進んだら当然そうなるんじゃない?みたいなちょっと直感的に受け入れがたい感じだった。

これで思ったんだけど、前から自分はパラリンピックとかについて今後どうなるんだろうって思うことがあった。義足とかの技術ってやっぱりどんどん上がっていってるだろうし、もし義足のほうが速く走れますよっていうようになったらその選手はオリンピックに出るの?パラリンピックに出るの?という疑問。そして”純粋に世界で一番速く走りたいと思ってる健常者”は自分で足を切るようになるんじゃないかということ。

もしニューラリンクを埋め込んだほうがお互いの連携が取れたり、記憶や学習や発想や判断なんかに良い影響が出るとしたらそれを埋め込んだ11人のサッカーチームはものすごく強くなったりするんじゃないかとか…。脳波で何かを操る技術がもし今後とても安全で便利なものとして確立されて一般的に普及されるようになったらそういうところも変わっていくのかなとか。

この話はSFでフィクションではるか遠い未来の話でとかじゃなく、実際に今こういうことができる人間が存在するっていうのが本当にすごいなと思う。AIとかシンギュラリティとか、世界が一変する技術みたいなものが来るぞ来るぞと言われていながら死ぬまで来ないんじゃないかと思っていたけどこれについてはできれば規制されずに一般的に普及するところまでガンガン進んでほしいなと、思いました。


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