見た。

骨太だわ〜。

ドキュメンタリーというのは問題提起型と人間描写型があるように思うが
これは問題提起型と思わせつつ人間型ドキュメンタリーだった。

ひとつの大きなうねりというか乱気流というか「出来事」に巻き込まれた人々の
回想で紡がれていく作品

2話目くらいからどんどん面白くなるのでエピソード2までは見て欲しい。

これだけ当事者に赤裸々なインタビューができるのは
アメリカという国ならではなのか、日本という環境にガッツがないのか
日本でも奇怪な事件はたくさんあるのだから、ごついドキュメンタリーを作るネタはたくさんありそうなのになあ。

そう、あとは当事者たちのキャラがすごくいい
宗教側サイドはもちろんカントリーサイドの人々も個性的で魅力ある人たちが多い

宗教団体の書記の人なんて、すごい。
「強い人」とはこういう人なのかと、強く喧嘩好きに生まれつくとはこういうことなのかと。

見終わった感想は「すごいもんみたなあ」です。
良かった悪かったというよりすごいもん見たなあという感じ。

総評

おすすめ度：8　ジャンルの好き嫌いはあると思うけど見て見て欲しい、そして感想を聞きたい。
没入度：9 高い、再現VTRなどは（多分）なしに現在のインタビューと当時の映像を繋いでいるだけだけどカメラワーク、編集も素晴らしい
読了感：8 見終わった読後感というか視聴後感は結構良い。事件そのものが猟奇殺人とかじゃないのもあると思うけど。関わった人たちがどこか事件を青春の出来事として捉えているからだろうか。