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古墳を巡る

この頃は息子(3歳6ヶ月)とよく古墳を巡っている。

そもそもは妻も気づまりだろうということで休日に2人で近場の公園などにお出かけしていたのだが、どんどんと移動距離が伸び今では高速道路にのって山梨や群馬や埼玉、神奈川あたりの古墳を散策して回っている。

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これは吉見百穴。異世界的風景である。

古墳はだいたいは古墳公園というか整備されて公園として使われていることが多いのだけど、我々二人にはその「感じ」がちょうど良いようだ。
まず、古墳公園は地味だからなのか遊具とかがあんまりないからなのか空いている。混み合ったなか遊具でガンガン遊ぶということが苦手な我らには古墳の、どかっと空がひらけていて田畑が広がっているなかをぶらぶら散歩したり散策する感じが心地よいようだ。

あとはこれまた地味な資料館なんかがあるのも良い。しなびた公共施設はたまらない魅力を放つのである。(最近は綺麗で充実な施設も多いけど)

個人的にはお墓としての古墳のたたずまいも好きだ。のどかに死んでいるというか。人の暮らしの気配がある、みんなが遊んだり話したりしている傍で美しい木や草と一緒になって眠っている感じ、というのは中々理想的だなあと感じる。

行き帰りの行程も好き。運転そのものも好きなのだけど息子と2人で車という個室のなか色々と会話しながら移動するのはとても(自分にとって)幸福な時間である。

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しかしまあ映画に出てくる精神世界みたいな風景だ。