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日記(2024/4/1):扇子で風を浴びて薬効がある扇風薬(アウフグース)、全身から汗が漏流(ロウリュ)

0.何言ってんだコイツ

サウナで狂ったのだと思って下さい。

1.一度、ロウリュというかアウフグースというかというものをやってみたかったんですよ

少しサービスの良いサウナ施設で、ロウリュとかアウフグースとかいうサービスがあります。
サウナではふつう焼いた石のコーナーがあり、ここから熱がやって来るのです。
ここに店員が水をかけて蒸気を起こすサービスのことを『ロウリュ』と呼ぶとのことです。
そして、店員がこの蒸気を扇いで熱風を起こすサービスのことを『アウフグース』と呼ぶそうなのです。

実は、今までやったことがなかったのですね。
どんなものか、一度はやってみたかったんですよ。
東京旅行の時はサウナ宿(池袋の『かるまる』)に泊まって、サウナを満喫したのですが、時間帯がなんか合わなかったのか、アウフグース未経験で終わってしまったんですね。勿体無い。
これを、東京まで行くのは大変だから、地元の金沢でできないものだろうか。そういう思いがあったのです。

2.テルメ金沢で金曜日にロウリュがある

さて、金沢でアウフグースをやっているサウナ宿を探していたところ、『テルメ金沢』がヒットしました。
金曜日、男性向けには19:00or20:00or21:00or22:00、女性向けには19:30or20:30or21:30にやっているのだそうです。

おー。確かに金沢のサウナ宿と言えば、ここは昔からの老舗ではないですか。
じゃあ。
行ってみっか。

3.サウナ、混みまくり

と思っていたらエラい目に遭いました。
車で15分前に来て、着替えを済ませて入ればタイミング的にも丁度良くなる、と思ってたんですよ。
ところが、皆考えることは同じらしく、駐車場は激混みでした。
これではとても停められない。

しばらくドライブしてから戻り、駐車場を見る。空いてない。
またドライブしてから戻り、駐車場を見る。空いてない。
もう一巡。遂に空きができました。即停めて入場です。
流石に金曜日の夜だ。滅茶苦茶混んでる。

この時点でまた次の周期の15分前。タイトなスケジュールになります。
着替え。シャンプー。石鹸と布たわしで全身ゴシゴシ。水気を切る。
この時点で5分前。段差が2段式の、横に広いサウナルームに入ります。

うわー。
立錐の余地なく混んでるー。
寿司詰め状態だー。
そんなにアウフグースって良いものなのか。
じゃあ、俺もやるぞ。
狭い隙間に、頭をペコペコ下げながら割り込ませてもらい、しばし待つ。
よく考えたら、この時点でふつうのサウナを味わっているのと同じことになりますね。

4.ロウリュスタッフ陣登場

さて、係の方、黒いシャツを来た中年女性たち2人がサウナルームに入ってきました。
手に持っているのは、桶、柄杓、でかい扇子、でかい団扇、でかいタオル。
これからいよいよ、アウフグース初体験です。テンション上がるなあ〜。

ミュージックスタート。
なんか懐メロが流れる中、係の方が桶から水を柄杓て掬い、焼いた石にかけます。
蒸気の音。とはいえ、このサウナは横に広いので、体感的に湿度が上がったようには感じません。

そこでどうするか?
アウフグースです。
ここのアウフグースはでかい扇子とでかいうちわとでかいタオルで行われるのですね。
目の前で扇子が上下する。
風が起きる。

オッ! 熱風!
これかぁ〜!

確かに、ふつう風の動きのないサウナにおいて、熱風があると、体感温度と汗の出方が違います。

係の方があちこち時計回りに移動する。
お次はうちわ。私の横を風が素通りしていく。
私の方はむしろ、風に巻き込まれたのか、温めの空気が横切る。

熱くないからダメということはない。
むしろ、味変というか、熱変を感じて、これもまた楽しい。

5.終わった後は汗ドバドバ

そんなこんなで10分くらい経過して、アウフグースが終了しました。

終わった後は汗ドバドバで、近くの冷泉から桶を掴んで3~4回くらい汗を流し、その上で水風呂をしました。

うおー! いつもより冷たく感じるが、体の芯がアツアツなので無問題!

よう考えたら十数分くらいサウナにいたんだもんな。そりゃそうだ。

この後で、たまたま空いていた寝椅子で天井を見上げながらぼんやりしていました。

自律神経と呼吸と視野と水音が、速攻でととのいました。

深い深いリラックスの中に、数分浸って、いつの間にか目を閉じて、おそらくは軽く寝ておりました。

やがて、目が自然と開いて、体が軽くなっていました。

スキリー!

6.タイミングが合えばまたやろう

その夜はいつもよりはるかに質の良い眠りが出来て良かったです。

ロウリュ、アウフグース、なかなか良いではありませんか。

タイミングが合えば、またやっていきたいですね。

(以上です)


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