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スポーツジムスタッフになったら年下の先輩にバチくそいじめられた話

20歳で短大を出てからこっち、仕事は自分の好きなこと(主にクリエイティブワーク)しかやったことがないのですが、3年前に一度だけ「昔から無縁だと思っていた世界」に飛び込んでみたことがあります。
それは、「スポーツジムスタッフ」です。
今でこそベリーダンスに沼って踊ることは好きになりましたが、子供の頃からとにかく運動が嫌いで小中高と帰宅部。努力!根性!友情!みたいなのがしんど過ぎたし、チームプレーに必須の連帯感みたいなのが本当に苦手で。つまりあの体育会系特有のノリが無理すぎたわけです。

それなのに当時は筋トレにハマっていたのもあり「新しい世界の扉を開いてみたい」欲が高まっていました。
「苦手だと避けていたことを敢えて仕事にすることで、私自身も成長していけるかもしれない」そう思い、隣駅のスポーツジムスタッフ募集に応募したのでした。
さてどうなることやら。はじまりはじまり。


知らないうちに村燃やしたかも


先に結論を言ってしまうと、なんでか知らんが私をめちゃくちゃ嫌ってめちゃくちゃ見下すめっちゃ嫌な人がいたため半年で精神を病みかけて辞めた。
成長するどころかちょっとしたトラウマ抱えてマイナスになるという。

今でも不可解なのだが昨日まで笑顔で仕事を教えてくれていたのに、翌日「おはようございます!」と元気よく声をかけたら無言で睨まれてもうびっくり。

え?私知らないうちにこの人の故郷の村を燃やした…?
と思うほどに。深い憎しみのこもった目だった。なんでや。

いきなり睨んでくるの怖すぎ

私はぼやっとしたところがあるので知らず知らずのうちに誰かを怒らせたり嫌われたりすることが結構ある。でもここまであからさまに悪意をぶつけられたのは初めてだし、まともな社会人が睨む??入って間もない新人なのだから、それこそ誤りがあれば指導すべきでは??と衝撃だった。
この先輩(Iさん)は私より若いがジムスタッフの経験が長く、めちゃくちゃハードなエクササイズのインストラクターもやっていて筋骨隆々バリバリのスポーツウーマン。そんな人がタックルかましてきてもおかしくないくらいの殺気を放っているもんだから怖いの何の。
私何かしました?と聞くことさえできず「たぶん今日だけ機嫌悪かったんだ」と決めて、慣れない業務をこなすことにした。

翌日。Iさんの態度は軟化するどこか悪化しまくっていて、私が何を聞いても死ぬほどめんどくさそうに「は?知らないの?(キレ)」「…(無視)」「○○だから!(早口で何言っとるかわからん)」と言った対応で。こんなん泣くやん。私が何をしたか何で嫌われてるかはさっぱり分からんが、もう心底私が嫌いなのだということはめちゃくちゃわかった。

ならば距離を置いて極力関わらないように…としたくても同じ担当でシフトも被りがち。曜日を変えようが出勤すれば必ず顔を合わせるすなわち地獄。

人は簡単には変われない

さらに。Iさんだけでもキッツいのに、Iさんの仲良しさん数名も一緒になっていじめてくるという最悪ルートに突入してしまう。まあこちらはいじめというには可愛いもので、ランニングマシンの掃除が雑だとか、私の髪色が明るすぎる(毎回プールに入るためヘアカラーがすぐに抜けてしまう)だとか。こうして書いてみるとめっちゃ普通のことだけど、とにかく言い方が日本中のいじわる姑を煮詰めたみたいに嫌味ったらしくて。当時2歳の娘にはどうかこんな大人になって欲しく無い…!と心から願ったものだった。

偏見かもしれんが、良くも悪くも「体育会系ノリ」だなあと。仲の良い者同士、互いに認め合う関係が築けた相手は仲間。それ以外の無能はチームのお荷物で邪魔だから全力で排除。
ほんと、努力!根性!友情!とか言う人ほど、帰属意識が強すぎて排他的なんよね…。

皆んながそうでは無いのはわかってるけど、中学の時ちょっとだけやっていたバレーボール部でされたようなことを大人になってもされて、こういうタイプの人って変わらないんだなと。

なら私も、変われるわけないよね。

そもそも苦手なことを克服するために仕事することが間違っていたのだ。やりがいあるなし関わらず、極論仕事は働きに応じた報酬を貰うためのものでしかない。
それで行くと今こうして心をすり減らして、可愛い2歳の娘との時間を削っての労働は時給に見合うものなのか。

全然足りない。

こんなん、時給100万でも足りねえ〜〜〜〜!!!
やめる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

さらば体育会系

それからはもうやめることしか考えらなかったので、すぐに動いた。

バイトの中で偉い人→正社員の偉い人へとじわじわ話を進めてもらい、ついにジムで1番偉い人に話が行った日。

「では、今日で辞められるようにしましょう!」
と言ってくれた瞬間めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えている。

このへんの対応は流石大手。

実際この頃のメンタルはズタボロで、ビクビク怯えながら「私は今通常業務もまともに出来ないので、こんな状態ではお客様の安全も守れません」と話す姿はかなり深刻かつ哀れさ満点だったと自分でも思う。

「今もつらいですか?」と聞かれ「はい」と答えると、「きびのさんの健康第一!すぐ辞めてもらえるようにしますね!」と言ってくれた時は後光がさして見えた。
さすが大手!さすが人々の健康を支える企業!
今できる最善の方法をとってくれた偉い人には感謝しかないし、Iさんと取り巻きさえいなければすごく良い職場だったのになあ…とほんの少しの名残惜しさとともにその場を去ったのであった。


まとめ:チャレンジするなら仕事以外で

以上が超絶バッドエンドで幕を閉じた、スポーツジムスタッフ編です。

「変わりたい」という願いから飛び込んだ新世界は、水が合わず思いっきりお腹を壊す結果となりました。
チャレンジすることは素晴らしいし未知の世界に飛び込む勇気を持てた点では頑張ったと思っているのですが、今後そういうのは仕事とは別でやろうと決めました。もちろんそれで食べていく!と覚悟を決めたのなら何が何でもしがみつくべきですが、なんか面白そーみたいなライトな気持ちなら、趣味程度に留めた方が身のためだと学びました(ジムやめた後すぐベリーダンスに沼った実感から)。あくまで私の場合、ですが。

ジムに勤めた期間は半年で、その半分以上は研修でした。沢山時間をかけて私を育ててくれたにも関わらず、教わったことをほとんど実践しないまま去ったことには申し訳なさしかありません。
この業界で生きていく!早く一人前のイントラになりたい!(試験を受けたら私もインストラクターになるチャンスはありました)と思う人にとって、
「ここでダメでも私には本業(当時はデザインがメイン)があるし」という人間は邪魔に感じることでしょう。もしかしたらそんな思いが透けて見えたからIさんは私にきつくあたったのかもしれません…

いやでもよく考えたらIさんみたいな人を野放しにしているのは企業の管理能力の問題では??私ほどではないにしても、嫌がらせされている人は結構いたぞ??色々至らなかったし急な退職で迷惑はかけたけど、Iさんにされたことはまるっと不当だと思っているし「Iさんにいじめられているのでやめたい」と言わ無かったことは今でも後悔してるしいつか街でばったり会ったら「お前なんか大嫌いじゃ!」って言ってやる。

と、この件に思い馳せるとこんな感じでグルグルするので笑、この辺にしておこうかと。

次はどのお仕事の話にしようかな。良ければ次回も読んでやってください。


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